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日記、ところにより妄想。
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……などと、本音を書いてみたものの、実際には休み休みの更新になると思います。

何故って、僕のお勤めの大半は夜間だから。
不規則なリズムな上、労働基準法を見直せと愚痴りたくなるくらい労働時間と休日のバランスが微妙。
まず連休には縁がないし。

そして、今日もまた夜のシフトなのです。もう出ねばなりません。

結局、今日は意志を表明しただけになりそうです。
何が欲しいって時間が欲しいさ。

「仕事場で書けば(あるいは考えれば)いいんだよ」とか言う奴もいます。

そんなのできるかよ、と答えると、「俺はできる」と言うんですよねぇ。
そっちができるからといって、こっちもできると思う根拠は何なんでしょうねぇ。
同じ仕事をしているわけじゃないのに。同じ仕事、同じ立場の人間がそれを言うのなら理解もしますが。

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腹をくくりました。小説を書きます。

一日1ページ……は、正直、仕事に追われる社会の一員なので確約できませんが、書ければ書いて、書いた分をブログに掲載。
それがある程度溜まったら加筆修正して小説コーナーに載せ直そうと考えています。

きっと、書き出さないと僕は二度と書こうとしない。
まったく書かなくなって文章力が落ちっぱなし。能力は限りなく初期化に近い。
書いたところで読みにくいのは必定。それが作品として面白いわけがない。

されど、書かなければ「原作無し」の汚名は拭えない。

書くしかないのだ。
どれだけ世界に心血を注ごうと、そこに物語がなければ文字の羅列に過ぎない。
物語がなければ価値がない。
幾度となく言われ、それはとても僕を苦しめた。正論ゆえに。

正論ほど人間を苦しめるものはない。
なぜなら、人間は多くの場合正しくないからだ。正しいことをするのは苦しいからだ。
正を貫くより、悪を成すほうが心地いいからだ。

だから、僕にとって突きつけられる正論ほど痛いものはない。

僕はただ褒められたかった。
普通の生活ではまず使わないような知識を勉強し、吸収し、必死に構想して、作り上げた世界や設定を褒めて欲しかった。

僕が最初に書いた物語。
小学校の頃、学習帳に描いた下手糞なバトル漫画。
それでも、それを読んだ親友は「面白い」と言ってくれた。褒めてくれた。
嬉しかった。思い返せば、ただそれだけのこと。それが僕の物を書くという原点なのだ。

けれど、歳を重ねるに連れ、そういうことはなくなった。
小学校以来の親友も、今の僕の作品を読むことはまずない。
無論、賞賛に値する作品でないが故に、読む理由、褒める理由もないかもしれない。

次第に、僕から書く力は失われた。
でも、それでも何か書きたくて、設定を組み上げることに力を注ぐようになった。

けど正直、それも疲れた。もう正論を言われ、痛い思いをするのは嫌なのだ。
このままでは作ること自体が苦痛になってしまう。

褒められるには、もう書くしかないのだ。

怠惰に身を任せていた時間が、僕から書く力を奪っていった。

それでも、あの頃――小学校の時に初めて描いた漫画くらいの質は残っているはず。
じゃあ、そこから始めよう。

Ainsel Saga。

ただの妄言のままで終わらせてなるものか。

白武の世界の魔法には五つの系統があります。

目敏い方は、「風の軌跡では四系統じゃなかった?」と突っ込まれることでしょう。
日々、設定は進化しているのです。昔に拘るのはやめましょう(おい

えー、で、その五つが何かというと。

「加熱系」「冷却系」「流動系」「放電系」「光子系」

……になります。

左から四つは風の軌跡である程度説明しましたが、五つ目の光子系って何ぞや?

ぶっちゃけ、レーザーです。

レーザーとは「放射の誘導放出による光増幅」の頭文字で、波長の揃った光の波の意。
英文で書くと、Light Amplification by stimulated Emission of Radiation。

本来、光は様々な波長を併せ持ち、光源から発射されたあとは拡散してしまいます。
しかし、波長を一定に揃えた光は高い指向性を獲得する……つまりどうなるかってーと、なかなか拡散しないので通常の光より遠くまで届くようになるわけです。

プレゼンテーション用のレーザーポインターを思い出してください。
随分前、観客席から野球選手の目に投射した馬鹿がおりましたね。波長の揃った光は、それほどの長距離を直進するのです。
(失明の危険があるので、絶対しないように)

加えて、光は一点に集中することで莫大な熱エネルギーを生み出します。
誰でも、一度くらいは虫眼鏡の凸レンズを使って紙を燃やしたことがあるでしょう。あれです。

レーザーの速度はもちろん光速。発射した瞬間に命中します。

人を殺せるだけの熱が、回避不能の速度で飛来する。
攻撃される側にとって、これ以上の恐怖はないでしょう。

あ、反動がないというのもさりげない利点ですね。

それは稲妻を放つ放電系も同様ですが、放電は空気中の伝導率の関係でどうしても射程が短く、精度が安定しないので長距離攻撃には向きません。

要するに光子系とは、魔法による長距離狙撃のために開発されたものなのです。

修得難易度は最高ランク。
演出的には光の剣で、万物を遠距離からさっくり切断します。
超音波カッターである【鵺】とはまた違った「最強の斬撃」でしょう。

しかし、光を出すと重力も出したくなるのが人情ですかね。

重力系ね……語呂は悪くないなぁ。作るか?

主人公が妹を寝かしつけようと、本を読んであげるシーンがあった。

彼は馴染み深い幻想小説を一冊取り出して、ゆったりと語り始める。

「わたしが思うに、この世で最も慈悲深いことは、人間が脳裡にあるものすべてを関連付けられずにいることだろう……」

爆笑した。

確かに幻想小説かもしれないけど、眠り語りにそのチョイスは奇抜すぎるw

もちろん、その後、妹さんは怖い夢を見たそうです。定番ですね。

 

――剣と魔法の世界。

ファンタジーが何たるかを説明する時、これに勝る文句はないだろう。
実に使い古された表現だが、それ故に、幻想の世界が持つ魅力を簡潔かつ的確に表現している語句だと思う。

つまり、だ。
ファンタジーには剣と魔法が必要なのである。

白武的に剣はいい。問題は魔法だ。
厳密に言えば、魔法という呼び名である。

魔法。魔術。
これらが意味するところは、実に深遠だ。
その何たるかを語るには、僕はあまりに勉強不足と言える。
だが、その表層の意味。
即ち、「不可思議な力を繰る術」という認識は、万人が持っている共通見解だ。

要するに、魔法といえばファイアーボールなわけである。
とりわけ、コンピュータゲームに慣れ親しんだ、現代の若者的には。

だが、そういった能力をひっくるめて魔法と呼ぶのはどうだろう。
いささかオリジナリティに欠けてはいないだろうか。

ここに、今回の議題が浮上する。

ここ数年、白武もようやく開眼し、世界に魔法を組み込むことに成功した。
だが、同時に、新たな苦悶を生むことにもなった。

ぶっちゃけていうと、魔法に該当する能力の名前が考えつかないのである。

正直、魔法に該当する能力なのだから、素直に魔法と呼べばいいのである。
だって、誰でも意味が通じる普遍的な言葉なのだから。

しかし、そこで相方は言うわけだ。

「オーソドックスは、個性の墓場だぞ」(注:意訳です。原文は別にあります)

一理ある。
物語の軸となる特殊な設定に、たとえ名前といえどオリジナリティを持たせられずして、何がオリジナル小説か、何が独自の世界観か、ということだろう。

かと言って、あんまり独創的な名前にするのもどうだろう。

そういう専門用語だとかオリジナル設定だとかは好きな人は好きだが――そうでもない人にとっては、途轍もなく「痛く」見えてしまうものだ。

それ故に悩む。
魔法を「魔法」という誰にでも意味が通じる名前にするか、それとも、我を通してオリジナルを貫くか。

なんて、長々と書きましたが、白武が設定で悩むのは日常茶飯事なのですよー。



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