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日記、ところにより妄想。
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前回の続き。

無事、ポチったBlack Lotusが到着した。
小包を開けるのに、これほど緊張したことがあるだろうか。
慎重に箱を開けて、梱包材を取り除いて、そして厳重にケースに入ったものを取り出す。

 

ああ――その姿を見た時、やばいくらい感動した。
憧れのBlack Lotus。あの日、諦めてしまった栄光。それが私の手に収まっている。

おそるおそる生の状態も確認してみたが、なかなかの美人さんだった。
若干の傷と凹み、日焼けなんかがあるものの、スライトリーと言って差し支えないだろう。
だいたい、スリーブなんてものが存在しなかった25年前のカードが、これだけ綺麗な状態で残っているほうが奇跡だ。未開封のブースターでも開けない限り、ミント品なんて手に入らない。

Black Lotusの魅力は一言では語れないが、ここでは大きく二つ。

一つはMTGプレイヤーとしての憧憬としての三つの「最」。
歴史上「最初の」カードゲームであるMTGにおける、「最古に」して「最強の」アーティファクト。
その強力さ、絵柄の美しさからMTGの象徴として語られており、一度は触れたい、使ってみたいと誰しも思いながらも、その希少性から文字通り高嶺の花として君臨し続け、一つの信仰にまで昇華されたと言っても過言ではない。

もう一つが、黒い蓮というデザイン。
蓮というのも私個人としては堪らないチョイス。
蓮の花は世界各地の神話で特別な花とされており、有名どころでいえば、お釈迦様の座っているのが蓮の花である。
泥の中に咲いても蓮の花は泥に染まらぬ美しさを湛える、極楽の象徴なのだ。

黒い蓮はギリシャ神話にも、堕落の花として登場する。
その実を食べるとこの世全ての苦痛を忘れ、多幸感を得る麻薬のような存在だった。

Black Lotusが人を魅了してやまないのも、蓮という花がそれだけ心に響くからなのだろう。
もし、イラストが蓮の花じゃなかったら、どうなっていたのか興味深くもある。

私が手に入れたのはアルファでもベータでもなく、アンリミテッド版。
世の中のコレクターたちがプレイ用として使うようなものだが――それでも、ようやく私はかつての後悔を払拭できた。

まあ、アンリミの未開封ブースターを買ってワンチャン狙ってもよかったんですけどね!
売ってあれば!
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