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日記、ところにより妄想。
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人間の脳は10%くらいしか働いておらず、90%は休眠している。休眠領域を開放できれば、超常的な力を発揮できる――。

一昔前の創作物でよく見かける疑似科学ですが、これは科学的には嘘らしい。

いや、そんな馬鹿な。脳波測定では、活動していない部位があるじゃないか、と仰る方もいるでしょうが、それは単に各部位が同時に活動していないだけ。音楽を聴けば右脳が働くし、小説を読めば左脳が働く。使い分けることによって効率的に脳が活動できるわけです。おまけに、左右の脳は複雑にリンクしており、マルチタスクで情報を処理しているので、左脳型・右脳型というタイプ分けも無意味なのだそうです。

「働きアリの二割は怠け者」に近いでしょうか。働かないアリは予備戦力で、実働部隊の疲弊具合に応じて投入される。全体の仕事量を落とすことがないのだそうな。

というか、脳みそがたった10%しか使われていないなら、半分くらい吹き飛んでも大丈夫じゃないですか。ですが、実際にはそんなことはなく、僕たちの脳は10%どころか総合的には常時フル活動しているわけです。

しかし、科学的には嘘だとわかっていても設定的には魅力的ですよね。

宇宙論には人間原理という考え方があります。この宇宙がこの形をしているのは、人間に観測するためだという理論なのですが、その意味で、人間が何かを観測する力は強い意味を持ちます。また、量子物理学における波動関数は観測することで一つの状態に収束すると言います。

ロマンティックな言い方をすれば、人間は意志の力で宇宙に干渉することができる生き物なのかもしれません。

エインセル・サーガの魔法はその「意思の力」を使います。

意思という形而上の力を以てして物理法則の裏側から世界に干渉し、形而下に特定の操作を行うという超能力。

それを可能とするだけの意思、思念を発生させるためには、脳の全部位を同時使用するくらいの無茶は必要かもしれません。

知的生命体にのみ許された力。
逆説的に、自我を備え、意志があれば誰でも使うことができる力。

例えば、文明を記録した墓碑に宿る人工知能。

例えば、ライフクリエイターより遣わされた大いなる獣たち。

例えば、生態系の有機・無機ネットワークから構築される広域知性体――

可能な限りリアリティを持たせたいと願うサーガ世界において、それ持ち込む世界観間違えているよねと自覚してはいるのですが……いつか書けたらいいなと思います。
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