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日記、ところにより妄想。
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白武の究極の目的はサイエンス・ファンタジーである。

サイエンス・ファンタジーと一言で言っても、その定義はなかなか小難しい。なので、白武的にはすっきりとわかりやすく、「普通に読むとファンタジーなんだけど、ちょっと視点を変えるとサイエンスな読み物」と定義している。

ヲタク的にはうたわれるものとか戦女神とか、そういうのを想像してもらえたらいいと思います。

このジャンルに傾注するきっかけは何だったかと思い返すと、やっぱり聖剣伝説2だったんじゃないかなと思います。少し語弊がありますが、剣と魔法の世界に見えて、現代世界が滅びた未来の話なんですよ。

逆のパターンでFF6なんかもそうでした。こちらは魔法文明が滅びて、蒸気機関が発達したスチームパンクなのですが。

どっちにしろゲームかよ。しょうがないじゃないか、その頃は本当にゲームと漫画とアニメしかやってなかったんだから。

あー、気づいちゃった。どっちかっていうと、世界崩壊系を書くために、サイエンス・ファンタジーにしたいのか。なるほどね。愛読書のザ・サードも世界崩壊系だしな!

そういうわけで、エインセル・サーガは可能な限り幻想的(?)な雰囲気にしつつも、科学(疑似科学を含む)で説明できる世界にしたいと常々思っています。

前置きが長くなりましたが、そういう意味で架空生物の設定と言うのはなかなか難しい。

ゴジラが陸に上がった瞬間死んでしまったり、ウルトラマンが空を飛ぶと風圧で首がもげたりしてしまうので、厳密な物理法則にはお留守番してもらうにしても、やはり荒唐無稽なモンスターというのは出したくない。

特にスケルトン系。肉も皮もないのに動いてんじゃねぇ!

あ。ゾンビは許す。辛うじて。テトロドトキシン(フグ毒)で仮死状態にするって説もあるし。無理があるけど。

ということで、結局は実在の動植物が基本骨子になるわけですが、趣味も兼ねて日夜動物系の資料を探しております。

以前、虎についてお話ししましたが、今回は猪です。

鹿と並び、何かと害獣としての側面が目立つ猪ですが、実は彼らの生態系での役割と言うのは、まだ詳しく解明されていないのだそうです。

仮説では、猪は植物の増殖を抑える生き物ではないかと言われています。植物の繁殖力は凄まじいもので、放っておけばあっという間に大地は緑の海に没します。

ですが、ツタを持つ蔓植物は増えすぎると、太陽光を遮ってしまうため、かえって他の植物の成長を妨げてしまうそうです。

そこで、鹿と猪です。

鹿がツタを食べ、猪がその根を掘って食べる。そうして蔓植物の勢いを削ぎ、他の植物とのバランスを取るのではないか、と考えられています。

うーん。なるほどなぁ。

ちなみに、鹿や猪が害獣になるほど増えたのは、狼が絶滅したからだそうな。陸上の二次捕食者を食らう三次捕食者が欠番なのです。

そう考えると、やっぱり狼は獣の王だなぁ。

以上、ちょっとした生物雑学でした。さー、仕事いこう。

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