日記、ところにより妄想。
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今日は休み。ベッドに転がりながら、何か読もうとベッドの下の本棚(?)に手を伸ばして適当に取ったのはザ・サード初の短編集「いつか時が流れても」。
これは古い。どれくらい古いかというと、僕が中学を卒業する前に出版されたもの。この表紙の限定テレカを持っていたはずだが、どこにいったのやら。この頃の後藤なお氏の絵柄は本当に愛していた。 ぱらぱらと読み返す「ホンキィ・トンク・マシーン」。 好きだったなぁ。これ。 行政局の依頼を遂行中、なんでも屋の火乃香は救難信号を受信。液状流砂にはまった一台のロボットを救助する。火乃香は〈歌うたい〉と名乗るそのロボットと、砂嵐の中、一夜の邂逅する。 「――歌を歌って暮らすにゃ、あたしのケツは青すぎるか」 歌って 旅して ただそれだけで 楽しいことにも出会えるさ すてきなやつにも出会えるさ 昨日は昨日 今日は今日 足の向くまま 風の吹くまま どうせオイラは調子っぱずれ ネジの足りねえホンキィ・トンク 楽譜どおりにゃ歌えねえ 楽譜のまんまじゃ意味がねえ 正直、最新刊前後のザ・サードの雰囲気は、正直あまり好きじゃないのです。 ザ・サードの作者、星野亮先生が精神的に病まれているのはあとがきが示す通り。デビューしたての頃と今の先生では、考え方が違うのでしょう。 けれども。僕はこの頃のザ・サードの雰囲気が好きだったな。 PR
同僚からの一言。
「主任ってすごいムカつくけど、憎めないからすごいですよね」 絶句。 何が絶句って、僕がそもそも誰かをムカつかせるような言動をしていたことに驚いた。 憎めない云々じゃなくて、僕の言動で気分を害したなら本当に申し訳ない。改善する。 ただね、それならそうと早く言ってくれ。僕なんか特にそうだけど、だいたい余計なこと言う奴は、自分で気づいてないからそうするの。言ってくれなきゃわからないんだよ。雰囲気で理解しろとか、そんな高等技術持ってないの。 それにしてもショックだな。確かに素直じゃないし、口答えするし、ひねくれているし、皮肉や余計なひと言が多いけれど。 ……うん。そりゃあ、ムカつかれるわ。 だがね? 僕が理由なく言っていると思うかい? 指示を素直に受け入れないなりの、口答えするなりの、皮肉げに余計なひと言が出るだけの何かがあるんだよ、この職場にはさ。 そういうのを飲みこんで、従順に振る舞えるのが一端の社会人だとでも言いたいんだろうが、イエスマンが欲しいならまず教育現場を変えよう。それこそ洗脳教育でもやってくれ。個性を伸ばして中途半端な自意識を持つから現代社会は生きにくいんだと思うけどね、僕は。 個性や特性を排斥し、一律の規格で量産された労働者の集合体ならば、こんなことも起こるまいよ。社会の歯車とは言いえて妙じゃないか。 だが、それは人間的でないという。ディストピアの世界だという。 うーん、どうすれば生きやすい世の中になるかな。
月初めに必ず富士見書房の来月分の新刊をチェックするのですが、やっぱり今月もザ・サードはないかぁ。
これって星野先生が書いてないだけなのかな。それとも何か理由があって(今風な作風じゃないから売れないとか)編集が止めているのだろうか。ここ数年、火乃香に会ってない。寂しい。 いまだに仮面武闘会の新刊もいつまでも待っている。まあ、確かに売上度外視して、完結させてくれるまで書かせてくれるほど、プロの世界は甘くないだろうが。 とりあえず、コンスタントに新刊が出ているフルメタアナザーに期待しよう。 というか、もうほんとこれくらいしかラノベ読まなくなったな。 読書する時間も貴重だよ。
社会に出て、誰しも一度は考える「転職」。
僕もそろそろ三十路。プライベート時間の減少、役職の重圧に、転職を否応がなしに意識せざるを得ませんが、さりとて「やりたいこと」はあっても「やりたい仕事」がないのが実情。 今の仕事を辞めたところで、次は何をしようかって話。 僕は(嘘でも誇張でもなく)小学校4年生の、友人に絵を描いて褒められたその時から「なりたいもの」は決まっていました。それは今でも変わりません。人生の最終目標といえるでしょう。 結局のところ、それ以外の仕事は僕にとって寄り道でしかない。今の仕事を辞めたところで、次の仕事が見つかったところで、それは僕が本当に「なりたいもの」ではない。 僕は、創作家以上になりたいものが見つからない。 適性はあると思うんですけどねぇ。職業適性の心理テストとかやってみたら、僕に向いているのは「手に職」系。つまり、職人だとかデザイナーだとか作家とかに向いているらしい。唯我独尊値がものっそ高い。さすがB型だね。 しかし、適性はあっても素質と才能がないのが現状か。 ちなみに白武節では素質と才能は別物。 素質は、目的に対して有効に作用するもの。向き不向き。背が高いからバスケやバレーに向いている、顔や体がきれいだからモデルに向いているとか、そんな感じ。 才能は経験を効率よく実力に変換するもの。要領がいい。RPG的に言えば習得経験値が2倍とか、次のレベルまでのEXP値が1/2とか、そんな感じ。 その二つを備えたものを天才という。片方だけの場合は秀才。どっちもない場合は凡人。僕がどれかは言うまでもない。 あ。創作家以外にもあったわ。なりたいもの。 ヒント。Nから始まる。
長崎から無事に帰還。
いやー、疲れた。疲れ過ぎて疲れを忘れるくらい疲れた。 そして、今日から八月。最初の休みまであと五日。先は長いな。せめて一日くらいのんびりする時間が欲しかった。 今回の長崎出張は試された感が強い。 上司は基本サポートに徹し、業務の大部分は僕が主導だった。 いや、これはかなり苦痛だった。 基本的に僕は指示待ち人間である。つまり、社会人としてはかなりダメな部類だ。指示があればそれなりに動けるが、まったくガイドラインがないと何していいかわからない。何かしようと自分で考えても、それが正解かどうかわからないから、失敗を恐れて実行できない。 ……まあ、腐っても五年勤めているので、なんとかかんとか乗り切ったけれど。 でもね、言っちゃあなんだけど、こんな自分になったのは親や教師の接し方が悪かったんだよ。うん。 積極性、自主性を獲得させたかったら、失敗や成功に関わらずとにかく褒めなきゃ。結果を肯定的に受け止めることでモチベーションが上がって意欲が増すっていうメカニズムを幼少期から体験しないと、大人になってから前向きになれるわけないじゃん。 僕の幼少期は本当に怒られてばっかりだった。よかれと思ってやったことが裏目に出て、「余計な事するな」って怒られたのは大変応えた。それ以来、僕から自主性が消えたね。うん。 そう。褒めるっていうのは大事なことだ。 僕は昔っから運動も勉強もできない男だったけれど、絵や小説だけは褒められることができた。 「すごいね」って言われた。 だから、いまも続けている。続けることができている。 ただの一言。それだけ人間は変われるのだ。 その一言に巡り合えるかどうかが、人生の価値を決めると思う。 |
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1985/12/07
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F県に棲息するナマモノ。
創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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