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日記、ところにより妄想。
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休みの日は、ずっと寝ていました。12時間くらいぶっ続け。

普段、睡眠時間がまちまちだからでしょうか、休日にまとめて寝る癖がついてしまったようです。

夜勤の仮眠で3~4時間。一度、家に帰って1~2時間。合わせて6時間ほどが平日のスタンスですが、なにせ通しで寝ていないもので、なかなか疲れは取れません。なので、栄養ドリンクやビタミン剤に頼る生活ですが、おかげで肝臓の持病が悪化しています。煙草もそうだけど。

さて、小説が難航しております。

ひとたび「これでいいのか?」と思ってしまうと、どうにも修正ばっかりで進みません。

しかし、時にはばっさり改変することも必要だと思う。それで先に進まないのは未熟としか言いようがありませんが。

いろいろ悩みはありますが、殺陣シーンが納得がいかないのと、主人公がかっこよくないことでしょうか。

正確に言えば、僕自身が主人公を好きになれていない、ということ。

昔は、こういうキャラが書きたいという欲求でデザインしていましたが、物語を構築するという技術を手に入れてからは、登場人物が「台本どおりに行動してくれる人形」になりがち。

もちろん、ストーリーを完結させることが第一なので、それどおりに動いてくれないと困るのですが、それゆえに「印象に残らない」「無難な人物」になってしまうというジレンマ。いい子ちゃんのほうが動かしやすいのです。

そして、自業自得ですが、架空世界剣客物という誰得なジャンルで書き始めたばっかりに、安易なキャラ付けができない。語尾に「にゃん♪」とかつけた日には世界観が崩壊する。いや、本当に自業自得なんですがね。

口調だけでキャラクター性が確立するわけではないし、結局のところ、個性は行動で表現しなければならないわけで。

白武が書く主人公は「サンドバック型」と名づけられました。

これまでギャルゲーをしすぎた弊害か、はたまた白武の価値観の問題か、「主人公は嫌われてはならない」という思いがあるようです。そのため、よく言えば中立中庸、悪く言えば没個性なものが多く、サブキャラクターのほうが相対的に特徴的になってしまう。

特徴的なサブに振り回される完全受身型の主人公=サンドバックという図式。

よろしくないなー、とは思います。

今回の主人公も、せめて貧乳にすればよかったか……。いや、だめなんだ。今回ばかりは、趣味じゃなくて、ちゃんと理由があるんだ。

書き続けていけば、そのうち個性が出るよ、とは更級の言。

それを励みにがんばりたいと思います。

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小さいころ、アゲハチョウの幼虫を見つけたことがあります。

我が家の近くの家に柑橘の木が植わっており、その葉の裏に山ほどむらがっていました。

モンシロチョウはあっちこっちにいて、幼虫を捕まえるのも簡単だったのですが、アゲハチョウはなかなかそうはいかず、一種の憧れでした。柑橘の葉っぱを食べると学習したのも、この時でしたね。

僕はお隣さんに許可をもらって一匹持ち帰って、育てました。無事、蛹になり、そのまま羽化させようと試みましたが、蛹を触って遊んでいるうちに力加減を誤って、ぐちゃりと潰してしまいました。

その時でした。完全変態の昆虫の蛹の中身は、どろどろの液体であると知ったのは。

完全変態の昆虫は、幼虫だった時の体を分解し、成虫原基と呼ばれる器官で再構築して成虫になります。肉体の再構成と聞くと、なんとも中二的でかっこいいですな。

それにしても、幼い時分ながらあほなことをやったものです。調味本位でつついたりするから、そうなる。

カブトムシの時もそうでした。土掘り返して蛹室をぶっ壊した挙句、刺激を与えたら蛹がうねうね動くのが面白くて何度も触っているうちに、羽が変形した成虫になってしまったろ。反省しろ(過去の自分に向かって)。

成虫が卵を産んで、それを無事に孵すことに成功したのはカマキリくらいでしょうか。こいつらは不完全変態ですが。

それにしても、蛹が羽化する瞬間と言うのは幻想的です。残念なことに、僕が自力でその瞬間に立ち会ったことはないのですが。

かつて、セミの幼虫を捕獲し、羽化の瞬間を目撃しようとしましたが、そのまま寝てしまい、目が覚めたら既にアブラゼミになっていたことはあります。悲しい。

さすがに、僕もいいおっさんなので、虫を捕ったり触ったりには抵抗がありますが、それでも、彼らを嫌いになることはなかなかないだろうな。

あ。蜂と百足は別。あいつら、ガチで恐い。スズメバチとか本当に困る。夏場、不用意に窓を開けていると、たまに部屋に入ってくるんですよね。網戸って偉大。

なんでこんなこと書いているかと言うと、啓蟄を過ぎたので、そろそろ虫が蠢く時期かなぁ、と思いまして。エインセル・サーガは思う存分、虫や動物の薀蓄を語れる世界よ?

先日、F県某所で桃の花が満開したそうな。

つまり、春の花の咲く順番は梅→桃→桜となる。

さらに細かく言えば、二月中旬から梅が咲き出し、三月中旬(いまくらい)に白木蓮、桃、その十日後くらいに辛夷、そして三月下旬に桜。

さあ、これで春の花の開花時期はばっちりだ。ただし、F県に限る。

それにしても、福祉という職業柄、季節の移り変わりには気を配っておりますが、おかげで草花にそこそこ詳しくなりました。天気の話と季節の花は定番の話題です。

ところで、日本を一周するのに徒歩だとどれほど時間がかかるのか気になって、ちょっと調べてみました。

徒歩で日本一周にチャレンジしている人は意外に多くいらっしゃるようで、いろいろ情報が掲載されていました。歩行ルートや条件によって若干差異があるようで、約8500kmを410日という方もいらっしゃれば、約9000kmを416日という方もいらっしゃいました。海岸線の一周距離は約40000kmらしいので内陸部の舗装路限定の記録でしょうか。

この土地の大部分が道路で舗装された、歩きやすい現代日本でも踏破には一年以上の時間が必要。意外と日本って広いんだなと実感。

では、日本の内陸部一周を仮に9000㎞とし、それを416日で踏破した場合、一日あたり約21㎞を歩かねばならず、一日8時間移動に費やすとすると時速2.5kmで歩くことになります。

時速2.5㎞という速度はまあ、徒歩でもゆっくり目ですが、小休止を入れたとしても、一日で8時間も歩くというのはなかなかきつそうです。それも420日連続。

なんでこんなこと調べ始めたかと言うと、エインセル・サーガの世界は地球と同規模の惑星なんですが、物語の主な舞台となる大平原「グレート・プレーンズ」は日本列島くらいの面積で設定しています。

なので、サーガの世界を一周するならどれくらいかという考察でした。

サーガの世界は当然ファンタジーなので、舗装された道路が網羅されているわけではないので足取りは遅く、更に外敵もいるので夕暮れから夜間の移動は極力避けなければならない。野営の準備もあるし。

一周を同じく9000㎞としても、9時から16時までの6時間(休憩1時間)を2.5㎞で歩いて一日15㎞の道のりを繰り返すと、一周あたり600日。もうちょっとで二年! あれ、予定と違うぞ!

う、うーん。もうちょっと歩行速度を上げてみるか。ファンタジー世界の人間なら現代人よりも健脚だろうし、江戸時代の旅人の一日十里(約40㎞)すなわち1時間で4㎞、軍隊の移動速度も1時間で4㎞だし、よし、時速4㎞で計算してみよう。

9000㎞の道のりを、時速4kmの6時間で24㎞で割っちゃうと375日。うん。こんなものか。季節によっては日が長いし、体力と安全が続く限り距離を稼げることも考えれば、一年くらいで一周できるね。よし、すっきりした。

さ、考察も済んだところで仕事に行こう。

白武の究極の目的はサイエンス・ファンタジーである。

サイエンス・ファンタジーと一言で言っても、その定義はなかなか小難しい。なので、白武的にはすっきりとわかりやすく、「普通に読むとファンタジーなんだけど、ちょっと視点を変えるとサイエンスな読み物」と定義している。

ヲタク的にはうたわれるものとか戦女神とか、そういうのを想像してもらえたらいいと思います。

このジャンルに傾注するきっかけは何だったかと思い返すと、やっぱり聖剣伝説2だったんじゃないかなと思います。少し語弊がありますが、剣と魔法の世界に見えて、現代世界が滅びた未来の話なんですよ。

逆のパターンでFF6なんかもそうでした。こちらは魔法文明が滅びて、蒸気機関が発達したスチームパンクなのですが。

どっちにしろゲームかよ。しょうがないじゃないか、その頃は本当にゲームと漫画とアニメしかやってなかったんだから。

あー、気づいちゃった。どっちかっていうと、世界崩壊系を書くために、サイエンス・ファンタジーにしたいのか。なるほどね。愛読書のザ・サードも世界崩壊系だしな!

そういうわけで、エインセル・サーガは可能な限り幻想的(?)な雰囲気にしつつも、科学(疑似科学を含む)で説明できる世界にしたいと常々思っています。

前置きが長くなりましたが、そういう意味で架空生物の設定と言うのはなかなか難しい。

ゴジラが陸に上がった瞬間死んでしまったり、ウルトラマンが空を飛ぶと風圧で首がもげたりしてしまうので、厳密な物理法則にはお留守番してもらうにしても、やはり荒唐無稽なモンスターというのは出したくない。

特にスケルトン系。肉も皮もないのに動いてんじゃねぇ!

あ。ゾンビは許す。辛うじて。テトロドトキシン(フグ毒)で仮死状態にするって説もあるし。無理があるけど。

ということで、結局は実在の動植物が基本骨子になるわけですが、趣味も兼ねて日夜動物系の資料を探しております。

以前、虎についてお話ししましたが、今回は猪です。

鹿と並び、何かと害獣としての側面が目立つ猪ですが、実は彼らの生態系での役割と言うのは、まだ詳しく解明されていないのだそうです。

仮説では、猪は植物の増殖を抑える生き物ではないかと言われています。植物の繁殖力は凄まじいもので、放っておけばあっという間に大地は緑の海に没します。

ですが、ツタを持つ蔓植物は増えすぎると、太陽光を遮ってしまうため、かえって他の植物の成長を妨げてしまうそうです。

そこで、鹿と猪です。

鹿がツタを食べ、猪がその根を掘って食べる。そうして蔓植物の勢いを削ぎ、他の植物とのバランスを取るのではないか、と考えられています。

うーん。なるほどなぁ。

ちなみに、鹿や猪が害獣になるほど増えたのは、狼が絶滅したからだそうな。陸上の二次捕食者を食らう三次捕食者が欠番なのです。

そう考えると、やっぱり狼は獣の王だなぁ。

以上、ちょっとした生物雑学でした。さー、仕事いこう。

外でピーヒョロロと鳶が鳴いております。

猛禽の飛ぶ姿は美しい。彼らは羽ばたきません。上昇気流を捕まえて飛び上がり、ゆっくりと旋回するのです。その優雅な風捌きは、煙草の最高の肴ですね。そのくせ、一度、獲物を補足したら急降下してかっさらう。美しいハンターです。

さて、菜花を食べるのもそろそろ終わり。気が付けばもう三月ですね。

梅が満開。辛夷(白木蓮?)も咲き始め、いよいよ春だなーと思います。

というわけで、現在、水面下で執筆中の小説もちょうど今くらいの次期の出来事ですね。肝心の桜はまだ咲いていませんが。

季節の描写と言うのはなかなか難しく、いざその時になってみないとなかなか実感がわかないものです。いまから季節に合わせて、ちょこちょこ修正していかなければ。

それにしても、最近キレやすくて困っています。更年期でしょうか。

何事も優雅に行きたいものです。



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