しばらくは買い替える気はない

以前も書きましたが、ノートＰＣの調子が悪いです。

バッテリーの消費が早く感じるのは経年劣化だとしても、処理速度が遅くなったのはどういうわけか。天下の東芝dynabook、CPU2.20GHz、実装メモリ8.00ＧB、SSD搭載。携帯性を重視したために単純な容量はさておいても、単純作業用としては十分すぎるほどのスペックを持っている。

にも拘わらず、どうにも動きが遅い。体感的なものですが。これまでは「クリック→パッ」という感じだったのが、「クリック→・パッ」という感じ。裏側で何かプログラムが走っていて、それで処理落ちしているように思える。

じゃあ、何かがＣＰＵを圧迫しているのかと思い、ＣＰＵの使用率を調べてみると、これが全くと言っていいほど使われていない。むしろ、余裕すぎるほど。どういうこと？

常駐プログラムやセキュリティ、キャッシュ、空き容量……関係ありそうな要因を参考サイトを見ながら弄ってみたものの成果は芳しくない。あるいは、持ち運ぶ時の衝撃で生じた機械的な内部破損かもしれないと思い、そういうのを検診してくれるツールをダウンロードしてやってみるものの、ナビゲートしてくれる萌えっ娘からは「問題ありません」と言われる始末（余談だが、デスクトップのほうは「絶好調ですね！」とお褒め頂いている）。

なんなんだ、一体。

このままでも使えることは使えます。遅くなったといってもファイルを開くときに数秒、間が空くだけ。けれど、原因がどうにも気になってしょうがない。

……なので、初期化を試すことにしました。

少なくとも、機械的な破損ではない。ということは、原因は間違いなくプログラム関係であろう。セキュリティを搔い潜って侵入したウィルスか、はたまたありがた迷惑なアップデートの累積か、それ以外の何かは知らないが、初期化すればそのへんまるっと吹っ飛ぶはず。

もともとワードやエクセル、ＲＰＧツクールさえ動けばいいと思って買ったものだから、消えて困るようなソフトはそもそもインストールしていないし、データはＵＳＢメモリにバックアップを取っている。個人でやるのは初めてなので恐かったけれど、思い切って初期化してみました。

意外と簡単に初期化できました。今のところ、元の快適さを取り戻しております。ああ、こんなに速かったんだ、こいつ。やっぱり遅いと感じたのは気のせいじゃなかったんだな。

とりあえず、今度から困ったら初期化しよう。

久音と久遠

『いっちねんせー、に、なったらー♪』

……どこからか歌声が聞こえてくる。

誰でも一度は聞いたことがある童謡だ。一年生になったら、ともだち100人できるかな。歳を重ねる喜びと、これから待っているであろう輝かしい未来に思いを馳せる希望の歌。

この歌は、あの子の願望の表れだ。一年生になることも、友達を作ることもできなかった哀れな少女の、こうなりたかったという願いだ。

日を跨ぐごとに声が増える。日付が変わるたびに華やかになる。繰り返し繰り返し唱えられるそれは、まるで呪いのよう。

合唱の中に、たかなちゃんの声が混じっているのがわかった。

たかなちゃん。私のお姉ちゃんの娘。ちっちゃくて、素直で、今年小学生に上がったばかりの、かわいいかわいい姪っこちゃん。

笑った顔を見ると、一緒に笑いたくなる。泣いている顔を見ると、守ってあげたくなる。

生まれたばかりのあの子を見て、私は子どもに関わって生きたいと思った。一生懸命勉強して、ピアノも弾けるようになって、大学を卒業したら保母さんになろうと決めた。

子どもは可愛いだけじゃない。きっと想像の何倍も手がかかるんだろう。
けど、それでもやっぱりあの笑顔を、無垢な命の輝きをこの手で育めるなら、それはとっても幸せなことなんだと思う。

そして、いつか私も新しい命を――可愛い可愛い赤ちゃんを産みたいと夢見ていた。

でも――

行方不明になる少女たち／現代の神隠し／夜の街を飛行する何か／首のない躰／採石場／洞窟／並べられた幾つもの脳缶／迫る鋏／高笑いする男／宙を舞う視界／鮮血／鮮血／鮮血／鮮血／どぽんと、液体の中に沈められるワタシ――

ここは死後の世界？　それとも夢の中？

生きているの？　死んでいるの？

今の私にはわからない。今の私にはどうでもいい。

だって、私は。なぜなら、ワタシは。

『さくらこせんせーも、いっしょにうたお？』

――ワタシは保母さんになれたのだから。

声に誘われ、ワタシも合唱の輪に入る。ああ、ピアノがあれば、躰があれば伴奏してあげるのに。せめて、みんなが楽しくなるように声を張り上げよう。

ワタシが歌い始めると、それに合わせてみんなが声を上げた。うん。今日も元気いっぱいだ。明日はもっと賑やかになるだろう。それこそ、三番の歌詞のように、世界を震わせるほどに。

ワタシは歌い続ける。いつまでもいつまでも。この久遠に続く夢の中で。

アガルタの女

亜種特異点Ⅱ「アガルタの女」クリアしました。

今回のクエストは女性サーヴァントの絆経験値マシマシなので、それを利用して沖田さんの絆礼装を無事ゲットできました。次に絆ＭＡＸに到達できそうなのはスカサハ師匠ですかね。

いやあ、絆礼装何個も持っているプレイヤーは尊敬する。白武も初期勢で、それなりのプレイ時間なのですが、ようやく二個ですよ。何が彼らを駆り立てるんだ。

次は剣豪英霊ですが、次はセイバークラスの絆経験値がマシマシになるのでしょうか。だとしたら、次は黒セイバーの絆礼装を目指そうかしら。

そういえば、アポクリファのアニメが始まりましたね。原作はだいぶ前に読みましたが、動くアタランテが見られるのは嬉しい限り。

いつか神罰の野猪Ｖｅｒのアタランテを実装してくれよ……！

白武先生の似非科学・外伝

パイクリート装甲というものをご存知か。

イギリスの科学者ジェフリー・パイクが第二次大戦中に考案した複合材料で、水とパルプを混ぜて氷結させたものを指す。通常の氷と違って熱伝導率が低いため溶けにくく、軽量で水に浮き、なおかつライフル弾をも弾く強靭性も持つ。

夢のような素材ではあるが、建造コストの都合でお流れになったそうな。

ちなみに、あずきバーがめっちゃ硬いのはこれと同様の原理である。

しかし、こんな面白そうな素材、なんとかファンタジーに登場させっれないものか。冷蔵庫とかなくとも、北国なら製造できそうなんだが。こう、冬が始まる前に池におがくずを混ぜて、冬の間凍らせておくとか……でも、いくら溶けにくいとはいっても夏になれば駄目でしょうが。冬場に戦争はしないだろうしなぁ。

などと、あずきバーを食べながら考える。汁粉を凍らせようとか天才かよ。

ソフトクリームでもスーパーカップでもなく、セーラー服の女の子があずきバーをチョイスしていると個人的に幸せになれます。

つらつらと

白武作品というか、人生観的な部分もあるのですが、白武はあまりミクロな視点でのキャラクターの描写が下手です。

神様に近い視点で物を語ってしまうといいますか、キャラクターの動機や行動理念が常人離れしてしまったりするわけです。いや、そんな理由じゃ行動しねぇよ、と。ジャンルを考慮すればいいのですが、人間の視野が狭いファンタジーにおいてそれをやってしまおうとするから不協和音なのかもしれません。

影も形もない作品を出してもしょうがないのですが、エインセル・サーガのテーマとしては人類という種の存亡の是非と、環境問題と、知的生命体の行く末というものが根底にあったりします。そんな壮大なテーマをファンタジー世界でするな、と賢明な諸兄の皆様は思うことでしょう。でも、白武が最も面白いと感じるテーマはそれなんですよ。読んできたものが悪かったんでしょうが。

その意味で、先日引退した雪緒というキャラクターは、非常に僕らしい非人間の一例であったりします。人類なんて大いなる神々からすれば塵芥という世界観に英雄性を持たせようとする白武の悪い癖です。

けれども、人間とはそういうものであってほしいという願いでもあります。

ところで話は変わりますが、白武自慢のノートＰＣのバッテリーが劣化してきました。

以前は一度充電すればカタログ通り16時間近く行けたのですが、最近は電池の減りが早い。状況にもよりますが現状では持って6～8時間でしょうか。

そんなに酷使しているつもりもないのですが、いや、まったく使っていないからこそ、この消耗の速さにショックです。

これがね、普段から創作でバリバリ使っているのなら、それもまた勲章として受け入れるんですけど……驚くほど使ってないしなぁ。初代ノートと違って充電そのものができないわけじゃないし、まだまだ使えはするのでしょうが。折を見てバッテリーを交換するしかないですかね。

某上村さんが最近ＴＲＰＧにどっぷりなようで、とてもいい傾向だと思います。更級の働きかけが大きいとは思いますが、白武は主に仕事と対人関係の都合でその輪に積極的に入るのは難しいのですが、できるかぎりはお手伝いしたいと思います。

とはいえ、新キャラクターはスペック以外なにも決まってないのですが。まあ、スペックさえ決まっていれば遊べるんですけどね。

雪緒がほぼ演技が不必要で楽だっただけに、次は果たしてどんなキャラクターにしてやろうか悩み中……。