過去を振り返る

大学時代のメモ帳を読み返していると、エインセルサーガの世界観に関する設定の一部を発見。

長くこの世界を温めていますが、初期の頃の設定はすっかり忘れている様子。その設定自体二転三転しているし、仕方ないのですが。

■カミサマ

神様ではなくカミサマ。

人間が想像した神＝宗教ではなく、宇宙や世界に確固として存在する「人類を遥か超越した生命体」の呼び名。オーバーロード、高次存在とも。

要するにウルトラマンと怪獣。

名前は〈〉で括弧して動詞＋連用形が基本だったようだ。

●主要なカミサマ

〈祈り〉
スター・ガーディアン。
星とそこに生まれた生命体の「生きたい」という祈りによって生まれた、星の守護者。
星の、というところがミソ。どういうことかわかるな？
モチーフになったのはウルトラマンガイアだが、在り方としては平成ガメラに近い。
星の守護者であって、星そのものではない。スター・ウィルという上司がいる。
その正体はタイトルコールになっているお馴染みの人。

〈願い〉
スター・シード。
死した星の「我が子を生き永らえさせたい」という願いによって生まれた、生命の箱舟。
母星において派生したすべての生命体のDNA情報を備え、寄生した惑星の生態系を母星のそれに書き換える侵蝕型攻性生命体。
先述した〈祈り〉とは時代を超え、人類を翻弄しまくってくれる。
そのものが登場している作品はまだできてないが、エリクシルのスセリとか、ロスプリのユナ・ナンシィ・オーエンとかがその眷族。

〈語り〉
フェイク・スター・シード。
太古の人類の諦観と一縷の希望が生み出した、人類の文明情報を宿した人工知能。
サーガ全編通しての狂言回し。こいつがいなかったら、サーガはただのファンタジーになる。白武の目指すところは「実はSFでした～」というサイエンスファンタジー故。
こいつが主役の短編があるんですが、ちゃんと最後まで書いてあげたいなぁ。

〈嘆き〉
スター・ガーディアン。
反転した〈祈り〉。つまり、どういうことかわかるな？
たぶん、旧HPにイラストあるんじゃないかな。描いた覚えがあるんだけど。

〈滅び〉
スター・ブレイカー。
ブラックホールで誕生した超重力生命体。大学時代の設定ではこいつがラスボスだった。現在の設定ではリストラされている。

〈創り〉
ライフ・クリエイター。
パンスペルミア仮説の実証者。とある目的から、この宇宙に生命を誕生させた張本人。
古い宇宙で誕生したカミサマで、ビッグクランチを力技で乗り切って今の宇宙に転生した。神に等しい力を持っているが万能ではないようで、生命創造に関しては何度も失敗している。
物語には、眷属の竜と狼と鯨が関わる。