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日記、ところにより妄想。
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ゆっくり性剣伝説2(誤字に非ず)という動画を視聴しました。休みをすべて潰して。

でも、それだけの価値はあったと思います。

下ネタ満載。脚色満載。バグも満載(ソフト的に)。序盤は結構抵抗があったのですが、見続けているうちにハマってしまいました。

特に脚色(捏造、妄想ともいう)部分。

もともと聖剣伝説2はキャラクター同士の絡みが非常に少ない。ストーリーもがっしりした骨組みが一本あるだけで、キャラクターの掘り下げがあまりないのです。主人公とヒロインが恋愛関係に発展しないシナリオというのも、今考えれば珍しい部類ではないでしょうか。それ故に、プレイヤーが想像で補完する部分が非常に多く、プレイヤーごとに解釈が違っていて面白い。

白武は聖剣伝説2が大好きです。生まれて三番目に買ったゲームソフトでした。(ちなみに一番目はスーパーマリオワールド、二番目がストⅡ)

世界の源マナ。勇者にしか引き抜けない聖剣。各種の精霊。エクスカリバーや草薙の剣などの伝説の武器。おおよそ、僕がファンタジーというジャンルを知るきっかけとなった作品と言えるでしょう。

何より、あのイラスト。
むあっと草と土のにおいが濃厚に漂ってきそうな原生林。三人の主人公が見上げる巨大な一本の樹。空を渡る極楽鳥。あの幻想的な絵画に魅入られました。未見の方は是非。

しかし、去年。そのイラストを描かれた磯野宏夫氏がお亡くなりになりました。悲しいかな、僕がそれを知ったのがつい先日。遅ればせながらご冥福をお祈りいたします。

そんなことがあって、ふと聖剣伝説2が見たくなったのです。そして、たどり着いてしまったのが変態要素満点の性剣伝説2とはね!

うp主の独特の解釈や演出に癖はありますが、当時小学生だった僕が深く考えなかった部分まで考察されており、そのオリジナルのサイドストーリーに魅了されてしまいました。最初はただプリムにハァハァするだけの変態ランディ君でしたが、確かに、プリムに対しそれくらいの好意がなかったら中盤の「ゆるせねえぇっ!」というセリフは出てこんと思います。(ストーリーラインだけ追っていると、二人の関係はすげぇ淡泊なのです)

そして、自作のOP・EDソング。しかも三種類。うp主の聖剣への愛が伝わってきます。

駆け抜けた28話。エンディングは少し物悲しくて、懐かしくて、投降されるイラストたちはみんな素晴らしくて、最後のポポイの笑顔は反則で。気が付いたら夜の三時だっていうね。

でも、後悔はしていない。僕も、この三人と冒険がしたいな。



※小学校時に気づかなかったこと

Q.なんでポポイ消えるん?

A.妖精はマナがないと存在できない。マナを根こそぎ消費してしまう古代文明の遺産『要塞』。その復活に際し、マナの消失を防ぎ、またマナを回復するための存在である神獣が出現する。しかし、神獣の出現は同時に人類文明を滅びを意味する。
聖剣の勇者は人類文明を守るために神獣を倒す。すると、マナは回復せず、妖精であるポポイは存在できなくなる。最後に語る「人間の世界と妖精の世界が分かれるだけ」とはランディを促すための方便だと思われる。
でも、あのエンディングを見る限り……。

しかし、今になって思うと、三人の尽力で人類文明は守られたけど、世界の根幹たるマナが回復しないんじゃ、どのみち滅ぶしかないんじゃね?

そういう意味では、今を守るために未来を切り捨てたとも言える。現代の消費文明に対するアナロジーだったのかな。

でも、もし本当に妖精の世界(幻想)と人間の世界(現実)が分かれるだけなら、マナがなくとも人間の世界は存在できる。人間だけで頑張らなきゃいけないけど、それならまだ救いはある。それはそれで人間賛歌ではないだろうか。

もっとも、人間の愚行が世界の秩序を壊したのは否定できないが。

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