夢見は最悪だった

また腰をやってしまった。

何気ない拍子に、骨盤と背骨の繋ぎ目っぽいところが悲鳴を上げた。動けないほどじゃないけど、かがんだり、しゃがんだり、立ち上がったり、あらゆる動作に痛みが伴う。いやはや、にくづきに要とはよく書いたものだ。

よりにもよって休みの日に腰痛で動けないとは。むしろ、休みでよかったと思うのは社畜の性なのか。

ゆっくり湯船に浸かって腰回りの筋肉を温め、ほぐし、可能な限り安楽な姿勢に徹する。そうなったら昼寝をしてしまうのは必然。脅威の12時間睡眠。なんだ、今週もやっぱり週刊少年ジャンプしか読んでないじゃないか。

まだ三、四分咲きですが、花見でもすればよかったか。せっかく晴れてたんだし。

桜開いても、まだ寒い夜には――ってね（サクラミツツキ）。

思えば、この歌に触発されて少女剣聖伝を書こうと思ったんだっけか。いやもう、この歌詞に感じ入った頃のストーリーとはまったく別物になりつつあるけど。

僕らは、僕らはあの欠けた月の半分を探して――。

この曲が流れ始めた頃、僕はきっとこれまでの自分を形成していたものの半分を失い。今でも、未練らたしくその半分を探している。

いつか、満月の元へと辿り着けるでしょうか。