各々の役割

「騎士団の役割が国家を守る剣と楯ならば、賢者（わたし）の役割はさしずめ国家を支える杖といったところね。

だけど、杖はあくまで杖。支えるだけ。杖が主を差し置いて歩くわけじゃない。剣と楯もまた然り。

いつだって、決めるのは貴方自身なのよ。それが王を継いだ貴方の役割。

ウェルゴスと戦うのか。それとも……。

まあ、どちらを選んだとしても、我々は我々の役割を果たすだけだけどね。

どんな決断をしたとしても、貴方の杖は、貴方を見捨てないわ」


臣下として王としての振る舞いに釘を刺しつつも、だだ甘な軍師が書きたいです。

本編を書けと。そうですか。

さしずめ、僕の役割は執筆することとでも言うのか。