残念ながら、芋は野菜

白武はサラダバーに行くと、レタスやキャベツの千切りには目もくれず、ひたすらにスィートコーンを食べます。

それはもう、取り皿に山のように盛って、飯をかきこむが如く食べます。

ふはははは、実に美味である！　さすがは世界三大穀物よ！

ちなみに残りの二つは小麦と米。

トウモロコシはもともと好きなのですが、ここまで悪化したのはアニメ版ZOIDS（無印）が原因。
第三話で、ひろし……もといアーバインがバンとフィーネにトウモロコシを振舞うのですが、それが何故かすごく美味しそうに思えたのです。

文化と食は非常に密接な関係にあるので、架空世界を構築する場合は、その世界では主に何が食べられているのか、その栽培方法、調理方法などもきちんと考えないといけません。
もちろん、設定に凝りすぎて、筆が進まないのも考え物ですが。ところで、いま、僕の耳から血が出てないかな？

主食という考え方は、実は当たり前ではありません。
日本では米を主食に、肉や魚、野菜の副食を摂るという感じですが、欧米では、ステーキ（主食）にポテト（副食）の付け合せ、のようなパターンが多々あります。

副食と主食の立場が逆転しているんですね。
思い返してみれば、メインディッシュと呼ばれる品は、だいたい肉か魚です。炭水化物じゃないですよね。

炭水化物が主食になるというのは、実は世界的に見ると、そこまで常識じゃない様子。
世界を構築する上では、その辺も意識するといいかもしれません。

ちなみに、エインセルサーガの世界では米が主食となっています。

四季があることとか、高温多湿であることとか、表向きの理由はいろいろあるんですが、ぶっちゃけると、僕の一番身近にある食べ物だからです。ちょっと外に出てみれば、田植えから刈り入れまで、その場で観察できるのですから。

サーガでは、白米を食べられるのは裕福な家庭だけで、庶民、農民は雑穀（麦、豆）を混ぜて食べるか、芋やトウモロコシで代用しています。日本的ですね。

僕の知識の増加と考察によって設定は一年後にもがらりと変わるかもしれませんが、いまのところはこれがオフィシャルです。

とはいえ、その公式（=本編）がまだないんだけどね！