日記、ところにより妄想。
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――いいゲームだった。
みなとソフトより「真剣で私に恋しなさい」。 ここまで真面目にプレイしたノベルゲはリトルバスターズ以来かもしれない。 とても面白かった。 KEYブランドのように美しいわけでもない。 型月のように磨き上げられた世界があるわけでもない。 ニトロのように硝煙臭くもない。 けれど、このゲームは確かに面白かった。 正しい意味で、エンターテイメントとして楽しめた。 声優ネタやゲームネタ、地元ネタ(だって天体戦士が出てくるんですよ)。 そういった笑いの要素も確かに強い。 でも、何より、キャラクター一人一人の生き様がきちんと描かれていて、それがとても気持ちよかったし、とても愛しかった。 やっぱり、一番良かったのが竜舌蘭ルートでしょう。 すべてのキャラを網羅した総合ルート。 ストーリーを追うごとに伝わってくるキャラクターの想い、想い、想い! やっぱりラストの葵冬馬、榊原小雪のエピソードには心が揺れてしまいますね。 劇中、ほとんどといっていいほど仲間を守るために死力を尽くす主人公。 その活躍は、見ていて本当に心地いい。 されど、豊富な人脈を有する主人公にとって仲間と呼べるのはわずか数人。あとはただの顔見知り。作中でもそう公言しています。 少し閉鎖的ですよね、大和君のグループは。もう少し他者を受け入れる所があってもいいのに。 その矛盾を指摘する、葵冬馬の言葉が胸に突き刺さります。 作中では、強さの尊さと、それ故の孤独という、武術の光と闇の対比が挙げられますが、それは主人公と葵冬馬との関係にも当てはまるのではないでしょうか? いやいや、しかし、ここまで嫌いなキャラが出ないゲームというのも珍しい。 メインヒロイン全員甲乙付けがたいもんなぁ。 強いて序列をつけるとしたら、一番はワン子かなぁ。 あのひたむきな真っ直ぐさは見ていて気持ちよかったし、表情も豊かで可愛かった。夢破れたときの儚さもぐっとくるものがあったし、何よりもポニーだし。 ああっ、でも普通にクリスも可愛かった! 大和バーカのくだりは反則! まゆっちも好きだぞ! 実は四天王だったあたりとかな! おっと、百代先輩も忘れてないぜ! 個別ルートの空中大決戦で興奮しない男はおるまい! ……あれ? 京は?w というか、男どももみんな輝いているのです。 みんなのリーダー・キャップはもちろん、みんながみんな素敵過ぎて優劣付けられない。 ゲンさんは特にお気に入りだ。ツンデレ男。デレた時がたまらん。 いいゲームだった。 もちろん、世の中にはそうでない感想を抱いた人もいるでしょう。 だけど僕は、このオタクカルチャーの世界で、キャラクターとエンターテイメントは直結していることを的確に表している素晴らしい作品だったと思う。 少なくともやって後悔はしてないし、色々と学ぶこともあった。 だから、最後はこう締めくくりたい。 勇往邁進! 川神魂だ! PR |
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白武士道
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38
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男性
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1985/12/07
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絵画、読書、小説執筆
自己紹介:
F県に棲息するナマモノ。
創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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