タイトルを重ねるということ。

とてもマイナーなんですが、スチームパンクシリーズというPCゲームがあって、これが地味にお勧めです。

2006年。PCゲーム雑誌で蒼天のセレナリアの記事を見たのが最初。
ちょっと癖のある題材と絵柄で、「こいつは大衆向けじゃないけど、極一部から強烈に支持されるタイプだな。特に僕から」などと思っていたら、2012年現在、気がつけばシリーズがなんと6本目。単純計算で一年に一作品は発売している優良タイトルだったりします。

絵師の移り変わりが激しいのと、やっぱり癖があるのが難点ですが。

しかし、最新作の黄雷のガクトゥーンでは、絵がこれまでと一線を画しています。
だいたい、ライアー作品の絵柄に対する評価って、「こんな絵柄じゃ抜けねぇよ！」と「この絵柄の雰囲気がいいんだろうが！」に二分されると思うのですが、これまでに比べれば格段に”エロゲっぽい”です。
あくまで個人的な評価ですが。

さて、スチパンシリーズ（と巷では略すのですかね）の特徴は、ずばり異国です。

文化、風習、価値観、常識。姿かたちさえ我々とはまったく違ったヒトが織り成す”異国”がたびたび登場し、主人公たちはそこで暮らしていたり、旅をしたりしています。それがまあ何とも探究心を刺激して、地の文を読むだけでわくわくするという。当時、是非こういう作風を身につけたいと、心から思いましたね。

ちょっとお勧めですよ。