思い返せば

たった15ページを書くのに三ヶ月かかったのか。

三ヶ月で空色の瞳を書き上げた人間と同一人物とは思えんな。

あの頃の僕は執筆速度において神がかってたなぁ……まさに白武全盛期。

とはいえ、今と昔じゃ環境に差がありすぎるので、単純な比較はできませんがね。

やっぱり、何かを書くのは楽しいです。
こつこつとページを積み上げるのは性に合いませんが、いざ１Pから読み進めていくと、「おー、小説書いてるじゃん」と、なんだかそれだけのことで充実感で満たされます。今更そこかよ、と思わなくもないですが。塵も積もれば何とやら、ですね。

この喜びは作り手にしか味わえません。

芽が出ようと出まいと、白武の在り方はこれからも変わらない気がします。

何かを創る。これに勝る自己表現はないのですから。