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日記、ところにより妄想。
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過去の作品やメモ書きを見直していると思いのほか面白いアイディアが多く、「昔の自分、いいこと書いてんじゃん」などと過去の自分を褒めてやりたくなるものですが、逆に過去の自分からは「お前なにやってんの?」と罵倒されてしまいそうで、やっぱり過去の自分とは対立する未来しか見えず、結局のところ士郎とアーチャーが殺し合うのは必然だったのでしょう。

仕事仕事の毎日よ。生きるって大変だなぁ。もの作ってる暇なんざありゃしない。

しかし、働いているということは、同時に、この国家に最大の権利を享受しているというわけで、そこに充実や安心を感じていないわけではない。そこは認めよう。

お金があるって安心する。社会とつながりがあるとほっとする。何か起こってもとりあえず何とかなるだけの資産、人脈があるというのはありがたいものだ。職質されても「納税者です」と胸を張って答えられるって素晴らしい。

マズローの欲求五段階説によれば、下位の欲求が満たされれば、より上位の欲求が出てくるものですが、はてさて、最近自己実現の欲求は下降気味。このままじゃいかんと思いつつも、いまを捨てることができないのが社会人の辛いところか。

さもありなん。生理的、安全、社会的帰属の欲求を満たさなければ上位の欲求は生じないが、上位の欲求のために下位の欲求を満たさなくていいわけではない。生きるため、安全を守るため、居場所を守るために上位欲求は切り捨てるのは、ある意味当たり前かもしれない。

そんなマズローは自己実現よりさらに上位の自己超越という六番目の段階があると説きました。

これは見返りもなく、エゴもなく、ただ「目的の達成のみを純粋に求める」という領域で、そこまでくると悟りの一歩手前じゃねぇかという超心理です。

下位の欲求を捨て去り、上位欲求のみを満たそうとする人間とは、つまりこの領域に立っていると言っていいでしょう。

白武はどっちかと言えばクリエイターよりも芸術家の気質だと思っていたのですが、現状を思えば、その境地に立つことができるのでしょうか。

保身に走る本能と向き合うのは、なかなかこたえるものです。

仕事は辞めたいけどね!

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1985/12/07
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F県に棲息するナマモノ。
創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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