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日記、ところにより妄想。
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とあるゲーム(1993年製)の実況プレイ動画を見ていたら、BGMを口ずさめる自分がいた。

子供の頃にやったゲームのBGMというのは耳に残っているものです。昔のゲームのBGMが神がかっていたということもありますが。

懐かしいという感覚は、不安と対を成すものだそうです。

人間というものは情報の不足を不安に感じるそうで、既知情報、それも心地よい記憶は懐かしいと感じるのだそうです。

つまるところ、「昔はよかったな」という発言は、今より昔の方が心地よい体験が多かったんでしょうね。単純にそういう記憶しか残ってないのかもしれませんけど。

つらいこと、きついこともきっとたくさんあったのでしょうけど、それでもやっぱり昔はよかったと思います。

あー、昔みたいになんか作りてぇー。

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型月のエイプリルフールをチェックし損ねた。

というか、四月一日がエイプリルフールだということさえ失念していた。前日までは覚えていたのに。今年は何やらかしたんだろう。

まあ、過ぎ去ったことは考えてもしょうがない。僕自身もエイプリルフールネタ考えてなかったし。嘘つく前に小説書けよという話でもありますが。

それがねー、作品に一度疑問を持つとドツボにまるというか、とりとめのないことをうんうん唸ってしまうというか、結論から言えば、まったく書けなくなった。

書かないと進まないのはわかっているんだけど、どーにも気が乗らなくていけねぇ。人間を書くって難しいなぁ。

気分転換して、別のことやろうかな。仕事とか(溜まってる)。

仕事終わりに自転車のチェーンが外れた。

外れる感覚がだいぶ短くなった気がする。もうそろそろ、ちぇぇぇえええん……じゃなかった、チェーンが限界かもしれない。

いつもは十五分の道のりを、四十分かけて歩いて帰った。そう考えると、自転車というものの速度は馬鹿にできない。蝶が飛び始めたことも確認できたし、川沿いを歩いたから景色もよかった。余裕があれば、こういうのも苦ではない。

思えば、初代流星号(チャリンコの名前)から買い替えてだいぶ経った。四年目。二代目を部品交換で済ませるか、三代目に買いなおすか悩むところ。

こいつの歴史って、僕の仕事の歴史でもあるんだよなぁ。酷使したものだよ、本当。

実家から出て六年が経った。

今の仕事を始めて五年。

主任となって二年。

以前、お付き合いしていた女性と別れて二年。

煙草を吸い始めて二年。

創作を始めて……二十年くらいかなぁ。小四くらいから漫画描いてたし。

あっという間に時間が流れていって、気づけばもうおっさんだという。

有意義に人生を使いたいものです。

創作における己の武器は何か。

いわば、創作家としてのアイデンティティである。

小説から離れて久しく、時々、自分を見失ってしまう。作品における自分らしさとは何か。これが僕の作品だと強く主張できる要素は何か。昔持っていたものが、なくなってしまった様子。

人間、常に成長を続けるものだけど、唐突にこれまでの轍が消え失せた気分。

今やっていることは、ちょっとこれまで白武がやったことのない分野である。どーにかラノベと剣客ものを合体させられないかと試行錯誤して、できあがったのが、一般人では読む気が失せんばかりの硬派な文章。

ガムとキャラメルを足してソフトキャンディくらいになればいいかなと書き始めてみたことを思えば、目論見は斜め上を行ったと言っていい。

とりあえず書くけどさー。創作に関してはまだまだモラトリアム期間中ですな。

うちの仕事場の利用者が、何故か現代社会の教科書を音読していた。

青年期ってエリクソンかよ。今どきの現社って発達心理とかもするのか。すげぇな。大学で必須だったからやったけど。

ところで、ドラえもんののび太が「もしもボックス」でエヴァの世界に行く動画を見たのですが、面白かったです(小並感

のび太はご存じのとおり、馬鹿で、考えが足りず、やることなすこと裏目に出る、ダメ人間です。

ですが、劇場版や結婚前夜を見ていただくとわかる通り、「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる」人間でもあります。

そんな彼がエヴァの登場人物と混ざると、なんだろう、一番人間的に大人だと感じてしまう。

というか、エヴァ側の登場人物のメンタルが繊細すぎるんですよね。白武はエヴァ大好きですが、実は、この頃はそうでもないんです。

エヴァが好きっていうのは、たぶん、通過儀礼なんじゃないかと思う。人間の心は繊細で、エヴァという作品はそれを丁寧に描けていた。多感な時期に見てしまうと、登場人物の境遇や感情の変化が自分と重ねるところが多くて面白いと感じてしまうのではないだろうか。

でも、今になって思うと人間の心ってそんなに複雑か?と感じることの方が多い。いや、複雑でしょうよ。じゃなきゃ、心理学なんて学問が生まれるはずもないし。

けれども、人類補完計画……即ち、人間の魂を還元し、一つの生命体にする。自分と他人の壁がなくなれば完全じゃね?っていう考えはちょっと受け入れられない。それをエヴァの大人勢が最終到達点としているのも、今となっては納得できない。

大事なのは群体を一つに戻すことじゃない。人間は群体で一つなのだ。人は一人では生きられない欠陥を抱えているが、だからこそ他人を思いやることで補完できる。そういう、当たり前の真理に到達できなかった大人勢には反感を覚える(だから、そういう人たちの物語なんだって)。

などと一応、モラトリアムを終えたであろう白武は思うのです。あ、終わってないかも。誰かモラトリアム休暇ください。

前置きはそれくらいにして。いま一番言いたいこと。

まさかのワートリ休載。超へこんだ。いや、マジで。

でもまあ、だがしかしの二巻が買えたからいいか。超面白かった。



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創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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