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日記、ところにより妄想。
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次々とPCに有料のブラウザゲームが勝手にインストールされていく。停止を押しても削除しても、延々と流れ込んでくる。やがてコントロールを受け付けつけなくなり、モニターはインストール画面で埋め尽くされる。

……という悪夢を見た。

なんだろう、実にありえそうで恐い夢だった。

最近、妙に夢見が悪いな。夢を見るたび悪夢とはどういう了見か。たまには気持ちのいい夢を見せてくれないものだろうか、僕の脳みそは。

あ、でも、この間はクリアしたてのまほよの有珠とキャッキャッうふふする夢を見たっけ。報われないヒロインは素晴らしいものですな。さすがマイ天使。あいつら、いっそ一生三人で暮らせばいいのに。そして幸せになればいいのに。これ、私のものだからとか言われればいいのに。草十郎爆発しろ。

さて、四月一日から消費税が8%に増えたものの、近くの薬局なんかはあまり価格が変わっていなくて安心した。200mlの野菜ジュースが従来の69円のままで買えたのは嬉しい限り。

でも、従来の値段のままってことは増えた3%を店側が負担しているってことだよね。いつまで続くのやら。


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序の太刀 剣聖の太刀(前)

「そなたにミリアルデの諱を与える。億の流派を総べるただの一振りで在れ」

一の太刀 千変万化の太刀

「なにが千の太刀よ。私を倒したければその百倍は持って来いっての」
「……お嬢様。千の百倍は十万です」

二の太刀 空渡り

古事に曰く、エリムは空を駆けたという。彼女の跳躍は神話の再現。地に縛られる人の身でありながら、空の魔獣と渡り合った神代の御業の鱗片。
「飛んだり跳ねたりするのが、あんたの専売特許だと思わないことね!」

三の太刀 邪剣使い

「蛇腹剣か……!」
それは正当な剣術使いを狩るためだけの邪な剣法。剣客は剣を学ぶが故に、剣とはこういう動きをするものだ、という固定観念を持っている。生粋の剣士であればあるほど、それを覆された時の精神の揺らぎは大きい。だが、生憎とミリアルデの剣もどちらかと言えば邪剣に属するものだった。何せ、彼女の流派は『人ではなく獣を殺すための生み出されたモノ』に端を発するのだから。

四の太刀 烈火の太刀

土は強固だが融通が利かぬ。火は苛烈だがいずれ燃え尽きる。水は自在だが、それでも高きから低きに流れる縛りからは逃れられぬ。
「――故に、心は風の如く在るべし」

五の太刀 常勝の剣

肉体の動きを陽、精神の動きを陰と呼ぶ。相手の動き出しを見切るミリアルデは陽の極致であり、その裏をかく技術は正に陰の極致と言えた。
「先を読むのと裏をかくのは違う。帆船というものがあるだろう。風もまた人の手で繰れることを知れ」
「こちとら内陸育ちだ。帆船とか知るか!」

六の太刀 暗殺者の剣

「――居合か」
悔しいが、初速は向こうが上手だった。居合の神髄は、相手が臨戦態勢を取る前に勝負を決める、即ち『相打ちを封じる』という一方的な勝ち方にある。つまり、競うべきは速さではない。

七の太刀 巨人の間合い

常人離れした七尺を超える巨体。恐ろしく長い手足。大剣を軽々扱う怪力。彼はミリアルデが唯一持ち得ない肉体の才能という壁そのものだった。
「柔能く剛を制す? ――は。小癪な太刀技など己の素養の無さを認めぬ凡夫の足掻きに過ぎぬ。強剛能く柔を断つという言葉を知らんのか」

八の太刀 最強の敵

筋繊維には瞬発力に優れた速筋と持久力に優れた遅筋が存在するという。速筋の比重が極端に多い彼女の二刀はただただ速い。突き詰めれば、その速さだけで人を殺せる。認知外の速度で迫る切っ先は防御も回避も間に合わせない。彼女は間違いなく、最強の敵だった。

九の太刀 秘剣、竜屠り

「いいわ、見せてあげる。ベルイマンの――いいえ、エリムの秘剣を」
それは一切を秘匿された神代の剣。竜を屠る。ただそれだけのために編み出された、奇跡のような、ただ一つの太刀。

十の太刀 隠者の太刀

老剣士は優しく微笑んだ。
「――抜かずに斬る、か。剣の極意、確かに見せてもらったよ」

終の太刀 剣聖の太刀(後)

「ミリアルデよ、何を望む?」
「――剣聖の名を頂戴したく存じます」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


……という感じのエイプリルフールネタを考えていましたが、月末にかけてものっそ忙しかったので実施することはできませんでした。

というか、型月のエイプリルフール見逃した。去年もそうだった気がする。

しかし、地獄のような連勤もようやく一休み。今日はのんびりしよう。
二日風呂入らないってあれだね。精神的な拷問だね。

どうも、絶賛鬼畜勤務中の白武です。

どうしようもないことなんですが、先日、同僚が二人、身内の不幸で忌引きされてまして。動ける人は軒並み遠方で。あとはもうわかるな?

やっと休みだと喜んだのも束の間、そこからさらに二泊三日。とりあえず、いったん風呂とジャンプを読みに帰宅したものの、まだまだ続くよ。

うーん、疲れが中途半端に溜まってる。下手に仮眠したら起きられないパターンだな。

仕方ない。出すか。ユンケルを……!

金欠である。

いや、腐っても正社員。おまけに役職つき。一般人並の収入はあるつもりなので、そうそう飢えることもないのですが。

ここ最近の大きな変化と言えば、生命保険への加入。そして、銀行の定期預金への加入検討。

生命保険は、まあ、若いと言い難い年齢になったし、去年肋骨も折ったし、そろそろ怪我や病気と無縁ではいられないなと思い、合意の上で加入。いざ積立金額を見てみると、あと二、三年早く入ってたら……と思わなくもない。保険に入るなら若いうちがいいよ。本当。

銀行の定期預金は会社の付き合い。勤め先に融資してくださっている銀行の営業です。

先々のことを考えれば貯金は必要だし、そのつもりで溜めてはいるのですが、どうせ溜めるなら定期預金にすれば利息がつく。しかし、5~10年経たないと引き出せないというところがネック。いついかなる出費があるかわからない状態で、まとまった額を預けるのはどうか。悩んだ挙句、押し切られた流れ。

うーん、まあ、それでも、切り詰めれば三万円くらいのお小遣いは残るかなぁ…という感じ。

保険も貯金も、先を見据えれば絶対に必要ですが、もともと(僕個人としては)裕福なほうではないので、月々の出費に頭を悩ませています。

とりあえず、外食を控えよう。可能な限り自炊を。

でも、やっぱり飲みに行っちゃうんだよねぇ。


少々下品な話ではあるが、最近快便である。

近況の変化としては、主に金銭的理由から外食を控え、自炊するようになったことが挙げられる。

とはいえ、我が不始末ながら家にいる時間は少ない。時間さえあれば幻想飯のレパートリーを増やしたいところではあるが、いかんせん忙しい。

というわけで、せめてもの抵抗ということで雑穀ご飯を炊いている。ぶっちゃけ、男には米とちょっとしたおかずがあれば十分なのである。おかずを腹いっぱい食べるより、米を腹いっぱい食べたいのだ。

どっかの研究家が、「人間の食生活に炭水化物は不要。むしろ毒」などという極論を言っていたが、白武らしからぬ発言ではあるが、万事科学が正しいとは思わない。食にはエネルギー補給という主題以外にも、文化、作法といった側面の意味合いがある。

近代科学から見れば過剰カロリーになるだろう炭水化物であるが、それが主食足り得たのは、古代ではいかに少ない量で大量のエネルギーを獲得することが生き残ることに直結していたからだろう。米は日本人の心である。連綿と続いてきた伝統ともいえる価値観を、近代科学の薄っぺらな効率云々で蔑にするのはどうかな、などといっちょ前に言ってみる。

で、よ。

作中のように麦粥を作ったり、米と麦を半々で炊くのは、まあ、いい体験資料にはなるけれど、仕事で疲れて帰ってきて更に苦行を積むのもいかがなものかと思うので、最近は現代人にも美味しく食べられる程度の比率にしている。逆説的に、あんなものしか食べられなかった昔の人は本当に辛かったんだろうな、と思う。

そんなこんなでここ一週間、雑穀ご飯を食べ続けているわけだが、なんというか、体調がいい。

かつて白米は高級品であり、最下層の人々は雑穀で飢えをしのいでいた。それが文明が発達に伴い米の価値が崩れ、いまや白米を食べるのは当たり前。むしろ、米に対するありがたみさえ喪失しつつある。その果てに、健康面における雑穀の有効性が語られる始末。貧困の象徴であったものが、裕福の象徴に勝るという皮肉。現代社会はまことカオスである。

というわけで、便秘気味な犬茶に雑穀飯を勧めてみた。

いやね、正味な話、あやつは土鍋で米炊くような凝り性だから、幻想飯的にちょっと食べてみたいんだわさ。



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創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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