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日記、ところにより妄想。
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ようやく劇場版HFを観賞してきました。

その前にAvailでFGOのコラボ衣装を買って、フォウ君のTシャツと靴下を纏い、「いかにも」な感じで映画館に行きました。男用のパーカーも欲しかった……なぜレディースしか用意しなかったのだ、製作陣。

んでもって、感想。面白かったです。

わあ、淡泊。
語れよ、それが白武だろうって思うかもしれませんが、予想以上の出来栄えで少し放心気味。

ただ一つ言えるのは、十数年前。学生時代に原作をプレイした時の感動が蘇ったこと。

Fateという作品は原作で既に完結しています。というのも、他の派生作品がおまけと言っていいほど、一作品でおおよそジャンルを網羅しているからです。

第一ルート、Fateは少年と少女のボーイ・ミーツ・ガールを主軸にしたジュブナイル。

第二ルート、UBWは一人の少年の成長を主軸に、英雄同士の華々しい冒険活劇。

そして、第三ルート。HFは陰鬱なホラー。

そう、ホラーなんですよ。HFは。甘酸っぱい恋物語でもない。世界を救う戦いでもない。たった一人の少女の愛と欲望が世界を滅ぼす話なのです。

学生時代の白武が、Fateでセイバーとの別れに涙し、UBWで英雄同士の戦いに胸を躍らせ、最後のHFで「え、なにこれ」とドン引きしたことを鮮明に思い出しました。

しかし、それこそがHF。あの良くも悪くも、女の情欲を鮮烈に描いたルートこそ、作品最後を語るに相応しかった。それを、あの劇場版は見事に表現できていたと思います。つーか、実際に観てくれ。

同年代でプレイした人なら共感してくれるかもしれないけど、あの「影」ってめっちゃくちゃ心理的に恐いんですよね。これまでのルートで描いた英雄の戦いを全否定するかのごとく、サーヴァントが為す術もなく食われていく。これまでプレイしてきたルートってなんだったんだという絶望感。あれを恐怖と呼ばずになんという。

あ、そうそう。もう一個だけ。

中学生の桜は、人理定礎が崩壊するくらいかわいい。

余談。
いやあ、慎二の表情はいちいち「こういうこと思ってるんだろうなぁ」と伝わってきて、スタッフのこだわりを感じました。原作をよく読みこんでいらっしゃる。すげぇ。
それと、ところどころにZeroとの齟齬を保管するような描写がありましたね。イリヤがセイバーに「前回」のことを尋ねたり。あれは原作になかったと思います。忘れてるだけかもしれないので、久々にSNをプレイしてみるかなと思ったり。
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