皮と革

財布を新調しました。

革の長財布とか良いなと思ったので、ショッピングモールを探してみたんですが、天然革製品のお店が運よくあって。暇そうにしていた店員さんに皮の特徴について教えていただきました。

まあ、ほら。革素材って言ったらファンタジーでおなじみじゃないですか。知識の上では知っていますが、実際に実物を見てみようかなぁと。

革製品の世界では牛の革が最大手のようですね。やはり獲れる面積が大きいのでしょう。表面は艶やかで、厚くできるので頑丈なのだとか。ギリシャのアイアスの盾も青銅に牛皮を七枚重ねたとありますが、当時は武具として重宝されたのでしょうね。

馬の革は柔らかくて軽かいそうな。製品上での比較しかできなかったのが残念。同じ面積なら牛よりも軽いんだとか。

面白かったのが豚の革。めっちゃ柔らかい。ただ体組織の都合で薄くしか作れないそうで、生活用品向けなのかなぁと想像。

ちなみに、馬革の財布にしました。

世界の食肉の歴史においては、馬というのは人間の生活に深く根ざし、宗教的、信仰的な理由で食べるのは忌避される傾向にあったそうです（まあ、食わなきゃ死ぬので何らかの理由で食べてはいたでしょうが）。

ただ、騎士の愛馬が死んだときとか、その皮で何か作って、この世にいた証を残してあげるのかなぁとか妄想しながら。馬に乗ったことはありませんけどね。

あ、余談ですが。
皮は未加工のもの、革は加工したものを指しますよ。物書き候補生たちよ、気を付けよう。