ちょっと休憩

「時が流れる」とよく表現しますが、時間は液体なのか、とふと思いました。

いや、もちろん修辞的な喩えだということはわかりますよ。

ただ、時間は流れるというよりは落ちるといったほうが適確ではなかろうか。

砂時計があるじゃないですか。上から下に砂が落ちるわけじゃないですか。上の砂が未来で、それが落ちると過去として堆積していくじゃないですか。

時間の流れを水や川に喩えたとして、山から下った水が、海に流れて積もる……のはいいんですが、水だと循環するじゃないですか。でも、時間は循環しないじゃないですか。

落ちる方がよくね？

あー、もしかしたら循環するのかも。タキオンという仮定粒子もあることですし。

それに、僕の大好きなビッグクランチに当てはめたら、どうか。

（ビッグクランチ。宇宙終焉の予測の一形態。宇宙の膨張がある一定のラインで止まり、そこから収縮に転じ、無次元の特異点となるというもの。そこから、もう一回ビックバンが起きるという振動宇宙。現在は否定されつつあるが、白武は大好きだ）

そう考えれば時間が循環するわけで、やっぱり「時が流れる」なのかなぁ。いや、でも、「砂時計をひっくり返す」とも受け取れる。うーん。

宇宙をやり直すシーンで、「かくして彼／彼女は砂時計をひっくり返した」とか表現したらかっこよくないでしょうか。そんなシチュエーションの作品を書くかどうかわからないけど。

ここまで書いて冷静になる。こんな駄文を書いている場合じゃない。仕事しなきゃ。