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日記、ところにより妄想。
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人間とは自己実現のために生きているのだと、僕は思う。

マズローの五段階欲求における自己実現とは違いますが、要するに「自分が成りたい自分になるために」生きているのではないかと思うのです。

されど、現実は厳しい。何故なら、労働の義務があり、納税の義務がある。自分が成りたい自分というものが、社会が求める要素で構成されているのならば問題はないのでしょうが、多くの場合、そうではないはず。万人が思い描く「夢」とは、得てして「反社会的」だと思うのです。

人間は前提として、生きなければならない。生きるためには糧を得なければならず、糧を得るためには労働しなければならない。自己実現をしようがせまいが、この過程は省けない。

そして、大多数の人間が自己実現のために真に時間を費やすことができるのは、社会的責務から解き放たれた後、所謂「老後の楽しみ」でしか為すことができない。

では、僕たちの世代に果たして老後はあるのだろうか。戦後の先人とは生命力そのものが違う。僕たち昭和後期から平成にかけての日本人は心身共に軟弱だ。僕自身、抱える持病も一つや二つではない。正直、長くは生きられないと思う。

そんな僕たちに対して、自己実現は老後まで待てと、社会は物申している。

じゃあ、僕たちは何のために生きている。社会が求めるがままに労働に従事し、滅私奉公の美徳の前に己を顧みず身を粉にして働き、その結果、体を壊し、健康を損ね、得られるはずの老後を失ったまま自己を完結させることなく死んでいくのが僕たちの終着だとでも言うのか。

心身の崩壊は自助努力不足と鼻で笑われ、弱者は夢を見るべきでないと一蹴されるのが、いまの社会の在り様だ。正確にはうちの会社かも知れんが。

何が言いたいかというと、

「一般人は糞だ。悟ったつもりか豚野郎。身の程を弁えてる俺かっこいい的な自己陶酔に浸っているだけだろうが!!!」

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1985/12/07
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F県に棲息するナマモノ。
創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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