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日記、ところにより妄想。
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6月16日発売のアワーズGH8月号にて、ツマヌダ格闘街が最終回を迎えたそうです。

僕は単行本派なので連載分はチェックしていないのですが、ちょっとショック。いや、もちろん作品が終了するというのは大事なことです。終わりよければ……ではありませんが、作品というものは完結して初めて評価できるものだと思いますから。

故に、ツマヌダが無事連載を終えられるということは幸せなことなのでしょう。お疲れ様、という言葉は最終巻を購入してからにしましょう。

最終20巻の発売日は8/16日。今から楽しみです。それまで生きていればな。

……ところで、上山先生。新連載もいいのですが、ZOIDSの続きは……あの、私、中学生の頃から待っているのですが……。


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やべぇ。ホロウアタラクシアめっちゃ楽しい。

空いた時間にポチポチやっていますが、楽しすぎてヤバい。どうヤバいかというと、溜まった書類仕事が1㎜も進まないくらいヤバい。

最初からプレイするのは久しぶり……というか、クリアしてから一度もないんじゃないのか。発売日に購入して、その時は大学生で、実習が控えていたにもかかわらず徹夜でプレイしていたから……うん、実に10余年ぶり。回想モードの充実は、その反面、最初から始めるという決断を鈍らせる。まあ、手軽にお気に入りのシーンをリピートできるのは便利ですがね。

登場するキャラクターすべてが愛おしい。もちろん、ギャグ補正増し増しのお祭りディスクですし、原点であるSNがあってこそですが。

読み返して新たな発見があるのは、僕が成長した証拠でしょうか。ストーリーを進めるたびに、若かりし僕では見いだせなかった味わいが感じられます。

しかし、再プレイにおいて何よりも痛感するのは、彼の創作家との力量差。所詮『もどき』止まりの僕と、今でも一線級の菌糸類を比較することもおこがましいですが、彼が僕と似たような年齢でこれを書きあげたという事実は、現状を鑑みると、ひどく重い。

プロフィールから推測するに空の境界のネット小説版で25歳、月姫製作時で27歳。そして、Fate/stay nightの時点で31歳……。

そして、僕が今年で31。僕が創作をまったく為し得ず、そして結果を出せていないことを考えると、彼の創作に対する情熱や才覚が並外れていることが嫌でもわかってしまいます。比べることもほんっとーに失礼千万ではありますが。

この業界に年齢はあまり関係ありませんが、それでも気にしてしまうものです。

僕に文才はない。センスもない。周囲と一線を画す武器もない。突出した行動力も、流行り廃りの隙間を見つける洞察力もない。まさに凡夫の名が相応しい。

しかし、凡人だからこそ、輝く星を追い求めてしまう。

火に飛び込む虫のように。あるいは、太陽を目指したイカロスのように。いつか、その輝きがこの身を焼き尽くすと知ったとしても、どうしても惹かれてしまうのだ。

と思う反面、焼き尽くされるのは嫌だなぁ……と距離を取る自分もいる。

理性と衝動。願望と現実。どっちか片方に寄って立つことができれば、もっと生きやすいのかもしれませんけどね。

体はカフェインでできている

血潮は糖で 心はタウリン

幾多の残業を超え無給

ただの一度も病欠はなく ただの一度も早退できない

彼の者は常に独り 自分の机で業務に酔う

故にその生涯に意味はなく――

その体は、きっとリポビタンで出来ていた

「いくぞ、経営王――残業代の貯蔵は十分か」

とか言いたくなるよねぇ。働いている身としてはさ。

別に連勤で仕事するのはいいんですよ。休みが潰れるよりは。

ただ、風呂に入れないのがつらい。冬場は汗かかないからいいけど、暑くなってくるとそういうわけにもいかない。

人間の世話をする仕事である以上、こちらも清潔を保たないと。どこかで時間を見つけて入らないとね……。

そして、職場にストックしてあるコーヒーが尽きた。煙草の残量も少ない。この二つでメンタルを維持している白武としては、(仮眠時間はあるとはいえ)残り32時間を乗り切るには心もとない。

……煙草はまあ節制しよう。できなくはない。

ただコーヒーはなあ。職場には麦茶しかないんだよなぁ。カフェインが足りねぇ。



仕事場でゴマダラカミキリを発見。すぐさま捕獲。

キイキイと威嚇音を出しますが、ははは、逃がすか。おとなしく僕の資料となれい(何の資料だか)。

カミキリムシ。髪切り、あるいは噛みきりが語源とも言われる。

ゴマダラカミキリは日本でもっともよく知られるカミキリムシです。食草……というか食樹の種類が非常に幅広いため、都市部でも普通に見かけることができます。ウルトラマンにおける最強の怪獣ゼットンは、このゴマダラカミキリをモチーフにしているとか。

僕たちが子供のころは、虫取りにおいて、カブトムシやクワガタムシに並んで『当たり』の昆虫でした。デザインも正統派デザインのカブトムシに比べ、どこかヒールでかっこいい……のですが、残念ながら、カミキリムシは古来より日本人にとっては害虫の側面が強い。木工建築を基盤とする日本文化においては、その原材料となる生木を食べるカミキリムシは厄介者だったのです。

虫に詳しい諸兄であれば、クワガタムシの幼生も樹木を食べるじゃないか、と仰るでしょう。しかしながら、クワガタムシの幼生は腐朽した樹木を食べるのです。クワガタムシの幼生が食べるような樹木は、そもそも人間の観点からいっても利用価値がなかったのですね。

反面、カミキリムシの幼生は貴重な蛋白源でもあったそうです。生活燃料において薪が使われていた時代、薪の中に潜む幼虫を焼いて食べていたそうです。害虫を駆除できて、かつ栄養になっていたというわけですね。もっとも、薪を使わない現代では見ることのできない風景ですが。

こういう情報って誰得なの?と思われるかもしれないが、ファンタジー視点で考えてみてほしい。その世界における風土が石の文明か、木の文明かの違いを表す場合、こういった虫の描写は大事だと考える。木造建築が主流の世界で、カミキリムシを崇めるような風習があったらおかしいと思うのだ(誰もそんなシーンを書こうとは思わないだろうけど)。

まあ、そんなうんちく垂れるくらいなら、もっと人間心理について勉強しろとか言われるだろうけどね!
更級がうまいことホロウアタラクシアをインストールしてくれました。感謝感謝。

まあ、僕も忙しい身ですのでそんなに長々とプレイできませんが、序章をプレイし直して、「ああ、やっぱ奈須ってすげーなあ」と素直に感動しました。やっぱり奈須でないとダメなんですよ、あのシリーズは。

やはり、ノベルゲームというものは面白い。

読むという行動に始終することから「紙芝居」などと揶揄されますが、テキスト、ヴィジュアル、効果音、画面演出――こういった要素がうまく複合して、完全な映像化とはまた違う味わいがあります。

(単純に読解力の問題もありますが)映画や小説を見ていて「これってどういうこと?」みたいな場面ってあると思うのですよ。

けれど、ノベルゲームはテキストの描写不足を演出で補ったり、その逆もあったりで、プレイヤーに対する面白さの伝導率がただの映像作品に比べてとても高いと思うのです。

この文化、廃れないでほしいなぁ。

あー、現代伝奇書きてぇ。



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創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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