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日記、ところにより妄想。
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白武が所有する食器で一番高価なのはエンジュ(槐)の木で作られたマグカップ、湯呑み、タンブラーの三つ。

一個当たり3000円以上。

白武は時々「幻想飯」と題して、小説内で作れそうなメニューを実験しているのですが、どうせなら器にも凝りたいよねってことで、ちょこちょこ木製食器を購入しています。

木材というのは本当に人間の生活に欠かせないもので、食器も作れれば家も建てられるという。特にサーガ世界(の主な舞台となる土地)は平野部で森林が多いため、生活用具の大部分を木材が占めています。

で、このたび、マグカップと湯呑みにひびが入りました。

原因はおそらく熱湯。どちらもインスタントコーヒーを作るときにひび割れたので。どうやら、木材って急激な熱変化には弱い様子。

マグカップはまだ使えますが、湯呑みはひびから水が漏れ、完璧にアウト。

あーうー、湯呑み気に入ってたのになぁ。

無傷なのはタンブラーか。これは麦茶専用にしよう。

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夢を見た。

病院の屋上に設置されたプールに友達三人と忍び込み全裸で遊んでいたら、若奥様に見られ、通報されると思いきや、娘のスクール水着をどこかで見なかったと問われる。そして、一緒に探すことになる夢を。

なに、これ。何かの啓示?

意味が分からない。まあ、夢だから深い意味はないんだろう。しかし、夢が経験の反映だとすれば、夢を構成するそれぞれパーツはいつかどこかで僕が体験したことなのだ。どう組み合わせればこんな歪な形になるのか。

まあ、それはそれとして。

最近、思うこと。

エンターテイメントってのはロマンなのだ。

ロボットが人型で二足歩行するのは科学的に見てナンセンスwww
合戦時、敵兵に損害を与えていたのは弓、槍、投石で、刀傷はそれ以下。首級を取ることでしか使われない刀涙目www
銃が普及してもくっそ重い剣使う世界ってwww
ファンタジー世界に現代風のおぱんつとかあるわけないじゃんwww

そんなことはわかってんだよ!

みんなわかって書いてるんだ!
それは「この作者わかってねぇなあ」みたいな口調で言ってはならぬ!(たまにそういうのもいるけど)

かっこよさに合理的な理由はいらない。何故かっこいいのか理解するのは大事だけれども。そういう根幹の部分は、ある程度説得力を持たせるくらいでいいと思う。

何が言いたいかって?
そういう事情をわかってなお無視するのと、無知であることは違うということ。

いや、すげぇどうでもいい話でした。

最近読んだ本。

更級楓著:「一千億の神」

お待たせしました。我が相棒、更級楓・珠玉の新作でございます。

ワードデータ自体はずいぶん前にもらっていたのですが、仕事とプライベートが何かと多忙で、なかなか読めずにいましたが、なんとか消化することができました。



伝承探偵・佐々木竜二郎とその助手・遠野渚のもとに今日も(今日は?)依頼人が現れる。

九州、大分。僧津という村からやってきた折笠と名乗る中年男性。

此度、僧津村が市と合併することになり、村の老人たちがそれに反対しているという。それには村独自の特殊な風習が関わっていた。

「――その祭りでは、巫女を村中の男で犯すのです」

村の豊作祈願の祭りで行われる(現代の価値観でいえば)おぞましい儀式。

その巫女が、最近どうも様子がおかしい。村の老人たちは、巫女が胡乱になるのは、神が市への合併を拒んでいるからだという。

無論、そんなことはありえない。

その真偽を見定めるために、折笠は佐々木竜二郎を訪ねたという。

かくして、竜二郎と渚は大分県僧津へ足を踏み入れる。

未だなお神の気配が息吹く、未解体の地へ。



佐々木竜二郎と遠野渚が知識と経験、行動力で事件を「解体」する――というあらすじでございます。

ここまで読んで「ん?」と思ったあなた。あなたは正しい。そう、これは未来歪曲第一章のリファインなのです。

あの名編が現在の更級の技量を以て鮮やかに、そして、より高度に新生する。

今作の特徴は、なんといってもテンポの良さ。比較的ライトな文体でさくさく読めます。そして、謎に対する鋭い考察にぐいぐい引き込まれていきます。

また、こういう土着的な風習を語るうえで欠かせないバックボーンの説明もまったくクドくなく、むしろあっさり控えめで飲み込みやすい。その手の内容がまったく無知でもすんなり喉を通ってしまうよう、きれいにまとめられています。

そして、そこはかとなく漂うBL臭。これは既存の作品にはなかったものです。新しい更級小説の扉が今開かれました。腐った人たちいらっしゃい。

最後に……巫女は、貧乳なんや……。

まだまだ語りつくせませんが、非常に完成度の高い作品であることは間違いありません。

残念ながら、投稿用作品なので公開はされませんが、落選した暁には――縁起でもない、いやむしろ、これでデビューしてシリーズ化狙ってみては!?という感じです。

次回も、更級小説をお楽しみに!


「僕の名前は諸星弾――ウルトラマンだ」

というわけで、ULTRAMANの第三巻を買ってきました。

やべぇ、セブンかっこいい。鋭角的でちょっと悪役っぽいところがツボ。アイスラッガー型飛び道具がイカス。

これアニメ化しねぇのかなぁ。めっちゃ好きなんだけどなぁ。

どこかの誰かを見習って、僕も本気を出そう。

仕事も創作も。

一時、ホラーを書こうと挑戦してみましたが、書いていると自分が怖くなるので無理だという結論に至りました。というか、僕が思う「怖さ」を僕自身が表現できるかどうか。

恐怖というのは人間が持つ、愛と並ぶ原感情の一つです。世の中にたくさんのラブストーリーがあるように、ホラーもまたたくさんの種類あります。

ぶっちゃけ、にわか仕込みで書くことは無理でしょう。

ということで、まじめに僕には僕にしか書けないだろう戦う女の子萌え小説を書こうと思います。




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1985/12/07
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創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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