穢れきった奇跡を背に

実に今更ではありますが、アニメ版「Fate/Zero」の前期ＯＰ「oath sign」に聞き惚れています。

これ、切嗣の歌にも士郎の歌にもセイバーの歌にも聞こえる。なんか、「踏み出した足を遠くの理想がそっと癒していく」っていう一節が、すっと入ってきてじーんとなるんですよね。

以下、素人解釈。

遠くの理想は、切嗣で言えば自分の跡を継ぐと言ってくれた士郎なんでしょう。士郎にとっては、切嗣や未来の自分か、あるいは未来の自分が過去の自分に救われることの暗示ではないか。

セイバーはむしろ足を踏み出した側。はるか未来の存在である士郎が、はるか過去の彼女の願いを正してくれる。救ってくれる。そんな意味に聞こえる。

穢れきった奇跡を背には、もうそのままですよね。聖杯はアンリマユに染まっているのですから、聖杯による奇跡では本当の願いはかなわない。そんな奇跡からは背を向けて、新しい一歩を踏み出すしかないんです。

そんでもって、某笑顔動画で見つけたオーケストラアレンジの神々しさよ。ラスボス感パネェ。

ラスボス戦は断然主題歌のオーケストラでしょう！

最後の戦いで主題歌のアレンジとか流れたら鳥肌ですよね。アセリアとなるかなでは吼えたよ。

しゅだいかのちからって　すげー