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日記、ところにより妄想。
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ドラゴンは火を噴く。
俗にドラゴンブレスなどと呼ばれる灼熱の吐息。現代ファンタジーにおいて、ドラゴンを形作る上で欠かせない定番の要素の一つといえる。

しかしながら、ドラゴンは如何な原理で火を噴いているのだろう?

魔力による燃焼。メタンガスによる引火。あるいは体内を電子レンジ化してのプラズマ。作品によってさまざまな設定、見解があることでしょう。

そんな中、白武がお勧めしたいのは、音波である。

音波とは文字通り音の波。空気振動のこと。要するに声。

振動とは運動である。運動であるから物体には圧力が掛かる。
より高い周波数ならば分子を振動、原子核内の電子を加速させ、熱を生じさせることも可能。

このことからわかるように、音波とは運動エネルギーではなく、むしろ熱エネルギーといえる。
兵器としての性質ならば、レーザーに近いものである(波動兵器という)。

余談だが、カップ麺の蓋を容器に付着させるのはこの原理によるもの。
超音波によって蓋と容器の接着面が振動、摩擦熱で融解し、接着するのだ。

また、これは水中でも効果的である。
何せ、水中における音波の伝播速度は空気中よりも速いのだから。
むしろ、抵抗によって減速してしまう実弾、電子の運動速度を奪われてしまう加速粒子砲、水分子によって屈折、拡散してしまうレーザーなどに比べれば、よほど有効な攻撃方法である。

さて。上記のように音波とは熱を生み出す現象だと説明した。
ならば、ドラゴンが火を噴くというイメージもこれに差し替えることはできないだろうか。

……と、いう旨の説明を、風の軌跡用語集でしたような気がする。
ドラゴン=火を噴くという古典イメージを踏襲しつつ、白武風にアレンジした傑作設定だったのですが、スポットライトが当たる前にトリコのゼブラでやられました。ぎゃふん。

しかし、この世界は出したもん勝ちですからね。さっさと書かないほうが悪い。

でも、さすがにサンダーやミサイルという発想はなかった。
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