妥協するならメルセデスのスマートだろうか

職場内で僕に車を買わせようとする運動が勃発中。

なんだ、そんなに車を持っていないのが悪いのか。運転はできるんだからいいじゃないか。

未だに車を持つということが男のステータスであるという人間が多い。これが昭和か。いや、僕も昭和だけど。

あれば便利だと思う。電車やバスも万能ではない。決められた時間に乗車しなければならないのは、大きな束縛だ。けど、車がなきゃ生活できないわけではない。

物質的な豊かさが人生における幸福に繋がるという考え方はどうかな。物の価値は変動する。そんな不確かなもので幸福になろうとは思っていない。絶対不変なものはいつだって自分の心の中にあるものだ。

車そのものを否定するわけではないけど、所詮は高度経済成長期を経た男の見栄のようにしか映らない。経済的な象徴とでも言おうか。金儲けのために物作りがしたいわけじゃないし、人生の至上命題、自己実現のためにやってるわけだし。

でもまあ、その見栄もわかる。車を持つというのは、やっぱりどこか自立しているようで、かっこよく見えるものだ。

けど、なぜアルファロメオだとかロータスだとか外車ばかりを勧めるのか。トヨタやスズキの低燃費低コストの車では駄目なのか。どうして、ああいう尖ったものばかりを押してくるのか。そもそも海外のデザインを何故カッコよく感じるのか。個人的にめっちゃ不細工だと思うんだが。車好きの思考ってわからない。

いい車に乗ることで、自分自身も釣り合おうとして自分を高めることができる……らしいけど、いまいち実感できないなぁ。

ほら、創作家って、自分個人よりも作品見てほしいじゃない？