如月

驚天動地の大ニュース。

なんと、もう二月です。

いやー、ついこの間、あけおめと言ったばっかりな気がしますが、月日が経つのは早いものですな。光陰矢のごとしとは良く言ったもの。

地味に読み続けてきたサト×ピカが終わりを告げた。サト×ピカらしい、実に爽やかな最後だった。

物語は終わって初めて価値を持つ。どれだけ設定が秀逸でも、プロットが綿密でも、作画が素晴らしくとも、これは面白いと声高に叫んだところで、終わっていない作品に評価は与えられない。

仮面ライダーオーズの真木博士が仰るとおり、「物事は終わりを迎えて初めて完成する」のです。
まあ、あの人みたいに世界を終わらせるのはどうかと思いますが、それもまた一つの真理。ところで八重ちゃん、耳から血ィ出てへん？

読んでいる作品が終わりを迎えるたび、自分の不真面目さ、不甲斐なさ、意志の弱さを嘆いてしまいます。
かつては、僕もまた完成する喜びを享受する側だったというのに。何かを一心に継続するというのはとても困難で、だからこそ貴く、力強いのだと再認識してしまいます。

どうやったら、そのように在れるのか。

二月早々、そんな命題にぶち当たってしまう白武の明日はどっちだ。