精根尽き果てる

四月に入って二週間。残業時間が既に20時間を突破。

これを多いとみるか、少ないとみるかで社畜度がわかります。

それというのも、実は三月末から一人休職者が出ました。ただでさえ人手不足な現場に空いた一人分の勤務時間。そのしわ寄せなのです。

その休職者を責めるつもりは毛頭ありません。くじけても仕方ないと思う。嫌になって当然だと思う。明日は我が身かと思うことも少なくありません。

だからこそ、その人が快く復帰できるように、残された人は頑張っているんだ。

しかし、そうは言っても、週末にかけての二泊三日、計42時間という拘束時間はさすがに精神的に堪えます（実働は16時間）。

あと10時間ほどで解放されますが、正直、パフォーマンスは最低値です。健全な精神は健康な肉体にしか宿りません。睡眠不足、肉体の疲労、栄養ドリンクによる強引なブースト。どこが健康でしょうか。

よって、この時間帯になるとやる気は底をつき、たまった仕事に目をそむけ、仮眠室でぶっ倒れるわけです。

僕、仕事が終わったら部屋に帰ってジャンプ読むんだ……。

やめろー！　残業のフラグ過ぎるー！

とりあえず、仮眠取ろう。すべてはそれからだ。

気がつけば諭吉が一人

四月頭に生活費を五万円用意したのに、現時点で残金が一万円ってどういうことだろう。

一万は木刀代に費やしたとしても、十日余りで三万も消費するとは。一日三千円生活。一体何に使った？

確かに、最近は自炊が面倒臭くて弁当生活でしたが……タバコも一日一箱くらい吸うし……いや、それにしたって一日で三千円も使いようがないぞ。毎日食べ放題に行くわけでもなし。

あれか。やっぱり自腹であれこれ備品を買い足していたせいか。面倒くさいんですよね、物品購入の伺い書を書くの。

現場から言わせてもらえば、いま要る・いまなら買いに行けるというシチュエーションで、いちいち伺い書とか出してられないっつーの。日頃からきちんと備品管理していれば、別にどうということもないのでしょうが。

まあ、でも、そうやって自分のさじ加減で備品を揃えられるから、仕事がやりやすいっていうのはあるんですよね……。経費で買うと値段とか品質とかいろいろ制限がつくし。

さて、ここから切りつめても、ちょっと足さないと持たなさそうですね。しかし、ここで下ろすと今月の貯金額が二万円になってしまう。まあ、貯めたところで何かに使うわけでもないのですが。

以前にも書きましたが、理想の貯金額は年齢×12万円。今年の十二月までに360万に到達していなければ社畜の沽券に関わります。現在？　うーん、325万くらいかな。ようやくプリウス一台分。

三月の給料はあまり期待できないんだよなぁ……四月はめっちゃ残業してるから期待できるけど。

いや、でもねぇ……本当、これだけ貯めて何をするつもりなんだろう。

ドラマではないが

心がぽきっと折れると言いますが、ぽきっというのは細長い棒状のものが折れる時の擬音ではなかろうか。

その擬音を考え付いたお方は、心の形状をポッキーのごとき棒状だと捉えていたのでしょうか。その点、トッポってすげぇよな。中までチョコたっぷりだもん。

一方、Free Magicという歌では愛というのはまあるい形だと言われています。心の形ってなんぞやと言うと一概に答えは出ないものですが、まあ、言いたいことはわかる。

心に決まった形はありませんが、とりあえず折れたり、壊れたりするものなのは確かです。

個人的には擦り減っている感じがたまりません。人手不足がたたって今日も残業、明日も残業。しょうがないで済ませるのは社畜の性でしょうか。

そして、中途半端に疲れるとかえって眠れないか、泥のように眠るかのどっちかなんですよね。夜間業務は、そのどちらも辛い。

仮眠を取らなければ肉体的に疲弊し、寝過ぎれば業務に支障をきたす。昼の仕事だろうが夜の仕事だろうが、最適なパフォーマンスを維持するには結局のところ規則正しい生活が一番である。

心も体も健康でなければ仕事はできない。しかし、仕事をすることで心も体も病んでいくのが現代社会である。

残業で病院受診の付き添いをしていて、待合室で座って寝落ちしていたなんて、かなり珍しい体験だった。疲れていたんだろうな。よく帰りの運転で事故起こさなかったもんだ。

ゆとりがないって嫌ね。キレやすくなってしょうがない。

「できない」とか「無理」とか、消極的なことを言うと怒られるものですが、決して怠けたいわけではなく、現状を鑑みて無理しなきゃできないって時点で既にアウトだと思うんですよね。そんな状態でやったとしても、疲弊が積み重なっていって、そのうち爆発する。

無理なことを無理と、できないことをできないと、先のことを考えて進言しているだけなのに、何故それを咎められなければならないのか。

ゆとりが無ければ部下は育たんよ、上司よ。スクールの語源は暇だぞ。暇がなければ学べないのだ。生きるのに手一杯では人間は成長しない。強いられてばかりでは伸びることはない。

人間を育むのは楽しさと、向上心と、時間だ。

きついだけの現状では、期待するだけ無駄ってものだよ、上司。

躑躅と毒

つつじが咲き始めましたね。英語ではアザレアといいます。かっこいい。

そうだ、つつじだ。蜜が出るやつ。小学校の頃、友達が花をちぎっては蜜を吸ってた。僕はなんだか嫌だったので、経験はないのですが。

しかし、レンゲツツジという種類には、その蜜の中にグラヤノトキシン、ロドジャポニンといった毒が含まれているそうで、不用意にちゅっちゅしてると呼吸停止になって危険だそうです。

なので、養蜂家はレンゲツツジの近くでは蜂を飼わないのだとか。蜂蜜に混じるから。なんだか殺人事件のツールとして使えそうですね。

んー、こんな風に資料集めは楽しいのになー。全然筆が進まねぇや。

二本で一万円くらい

休みの日に十二時間眠る習慣をどうにかしたい。

さらに昼寝もするから、合計で十五時間くらい眠っている。

休日はこんこんと眠り続ける。なんでかと言えば、結局のところ、疲れているからだろう。

仕事は元気があれば、それなりに楽しい。元気がなかったら、それこそ苦痛でしかない。

そして、趣味も元気がないと楽しくない。趣味にまでしんどさを感じてしまったら、もう色々アウトだと思う。

だから、眠るのだと思う。最低限、仕事を快適にこなすために。体力絞って趣味に費やして、仕事がきつくなるのは、もっとしんどいから。

でも、趣味的活動をしなければ精神は摩耗する。そのさじ加減が難しいところ。

酒、たばこ、本、動画……消費することでしか精神が満たされないのが現状である。

眠り続けて、あっという間に出勤日になってしまった。家を出るまであと六時間ほどあるが、おそらくなにもしないままだろう。

何かを作るなど、夢のまた夢である。

熱が冷めた。再燃には時間が掛かる。

とりあえず、木刀を注文した。赤樫の割としっかりしたやつ。

来週あたりには握れると思うが、それでやる気が出るかが問題だ。