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日記、ところにより妄想。
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幸運【能力】
 こううん。
 文字通り、運勢に優れている特殊能力。
 この世界の幸運とは、可能性の世界から漏れ出す様々な情報を受信、選別、判定し、「その時点における、自分にとって都合が良い選択肢を無意識に選び取る」脳機能のこと。

 運が良いとは、その機能が活発に働いているということであり、無意識下で行われることなので当人に自覚はないが、理論も過程も根拠も存在する確定現象。
 俗に言う、虫の知らせもこれに含まれる。
 形のない異能なので、自身が能力者だという認識していない者も少なくない。
 
 大学時代の自主制作TRPGでは、任意のタイミングでダイスを振り直ることができた。
 回数制限こそあるものの、運命に介入できるという意味ではかなり強力な能力。
 極論だが、場合によっては即死攻撃さえなかったことにできる。
 もっとも、難易度の高い判定は、振り直したところで結果が同じというのが定番なのだが。
 なるほど、それが変えられない宿命という奴か。
 
 余談だが、意識的に並行世界の情報を閲覧する異能も存在する。
 そちらは【慧眼】と呼ばれ、この世界における三つの特殊な眼の一つに数えられる。
 
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 とても最近。

 改めて、生きるって難しいなぁと思ったのです。

 改めて、生きるって苦しいなぁと思ったのです。

 改めて、生きるって辛いなぁと思ったのです。

 改めて、そろそろ死んでもいい頃合かなぁと思ったのです。

 でも、そんな日々の中で。
 設定だけとはいえ、自分の世界を少しでも表現できることは楽しいと、改めて思ったのです。

 だから、もうちょっと生きてみようかな、と思います。
怪力【能力】
 かいりき。
 人並み外れた強靭な筋力、腕力のこと。
 効果は単純ながら、これもまた立派な特殊能力の一つである。
 ちなみに、白武の古い小説では肉体優位と呼ばれていた。
 
 怪力には二種類存在する。
 筋繊維の量によって発揮されるタイプと、筋繊維の質で発揮されるタイプだ。
  
 前者は、筋繊維の数が多いため、通常のそれより大きな力が出せるというもの。
 例えば、平均的な人間の筋繊維が1だとすれば、前者の【怪力】の筋繊維は10という感じ。
 同じ太さの腕ならば、筋繊維が多いほうがより強いの力が引き出せる、ということ。
 
 後者は、一本の筋繊維が引き出す力が、通常のそれより大きいというもの。
 例えば、普通の人間の筋繊維が一本で1の力を出すとすれば、後者の【怪力】は一本で10の力を引き出すという感じ。
 同じ数の筋繊維の腕ならば、質が高いほうがより強いの力を引き出せる、ということ。
 
 余談だが、白武が少女剣士を書く場合、だいたい後者の【怪力】を備えている。
 理由は簡単。この設定なら、少女らしい細腕のまま剣を振るうことができるからだ。
 
 ゴリラみたいにぶっとい腕と足をした少女に、この世の誰がときめくだろうか?
 いや、ときめかない。反語。
 戦う女の子って、やっぱりギャップ萌えが基本だと思うわけです。
 ロリっ娘に大剣とか、美少女に分隊支援火器とか。
 が、そういうものを扱うにはどうしても平均以上の筋肉が必要不可欠なのですよねぇ。
 
 少女の美点は何か。
 柔らかな肌。ふくよかな胸。細い腰。肉感的な太股。すらりと伸びた足。
 そういったものを、筋肉は尽くぶっ壊すわけです。
 よって、白武は少女を少女のまま戦わせるためにこんな能力を設定したのだとか。
 
 と、ここまで書いておきながら、風の軌跡のエーシェは【怪力】を備えていない。
 肉体的に凡人なエーシェがあの身体能力を体得したのは、地道な鍛錬の積み重ねの賜物。
 なので、同年代の女の子に比べてかなり筋肉質だったりする。
 流石にシックスパックになってしまうと浪漫が欠乏してしまうのでその表現は避けたが、腹筋とか、スジがうっすらと浮いていたりするのですよ。
 
 
エレメント【編成】
 Element。
 冒険者パーティの編成単位の一つ。二人編成のことをエレメントと呼ぶ。
 元ネタは戦闘機の飛行形態の呼称から。

 冒険者ギルドにおけるパーティの最小編成はエレメントが原則だが、例外的に、上位冒険者は単独で依頼を請け負うことができる。理由は本編を参照のこと。
 作中、エーシェが単独で仕事をしていたのは、彼女が上位冒険者の一人だから。

 ちなみに編成単位は他にも色々あるが、また別の機会に書くことにする。
長騎剣【武器】
 Long Sword。
 騎兵が歩兵と斬り合うことを目的に製造された長剣。
 しかし、重量や射程の問題で、専ら槍や矛を主武装としているので、あくまで長騎剣は予備武装だというのが一般的な認識。
 エーシェの長騎剣は騎兵用のそれを改造したもの。
 馬上武器ということもあり、本来は片手剣だが、彼女は柄を長くして両手持ちにしている。
 槍には及ばぬが、その長いリーチで相手を牽制し、重みのある一撃で叩き砕く。
 耐久力もあり、簡単に折れないのが強み。
 
 ――と、書いたものの。
 ちょっと調べたところ、ロングソードとは騎兵が持つ剣の総称であるという。
 刀身が長いからロングではない。
 刀身が長かろうと短かろうと、騎兵が持つ剣はロングソードと呼ぶそうだとか。
 逆に、歩兵が持つ剣はショートソードと呼ばれ、これまた刀身の長さは関係ないとされる。

 ならば、エーシェが使うのだからこの剣はショートソードのが相応しいのではないか?
 と、今更ながら気づいたわけである。

 しかしなー。この設定、この呼び名は白武が最初期からずっと使ってきたわけで。
 今更変更することはできなかったりするのだった。まる。
 


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1985/12/07
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創作家になれるよう、亀の歩みで成長中。
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